出版社内容情報
救急車で言われる「高度な治療を望みますか?」という質問。
もし、この言葉の本当の意味を知らなければ、多くの人は「はい」と回答するのではないでしょうか。
この言葉の真意、それは、
「ありとあらゆる手段を使い、蘇生を試みますか?」
ということなのです。
高齢の方に蘇生を試みる際は、心臓マッサージにより肋骨の骨が折れるなどの大きな苦痛を伴うことがあります。
ではなぜ救急隊員は「高度な治療」というあいまいな言い方をするのでしょうか。
そこには、日本の医療制度などのさまざまな問題が絡み合っています。
救急医療の現場から見える「命の真実」――
もしもの時に後悔しないために、救急医であり、長年現場に立ち続けた医師が伝える真実の1冊です。
目次
第1章 誰も教えてくれない救急医療の裏側
第2章 医師が明かす延命治療の真実
第3章 医療現場の「常識」と「非常識」
第4章 人生100年時代の健康管理法
第5章 重症患者「日本」の病巣