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出版社内容情報
ヴァイキング達が跋扈する11世紀北欧を舞台にトルフィンが本当の戦士を問う物語。父親の仇を討つために過ごした幼少期、奴隷として農場で過ごした青年期を経てトルフィンは約束の地・ヴィンランドにて平和の国の建国を目指す。小麦畑を作り順調にヴィンランド開拓を進めるトルフィン達一行。先住民族のウーヌゥ人との友好的な関係を築きつつある中、ヴィンランドに疫病が蔓延。ノルド人とウーヌゥ人との間に疑心と憎悪の感情が芽生え、互いに自分たち平和を守るため、戦争を計画する事態に発展する。ヴィンランドが「仕方ない」の魔力に飲み込まれていく中、トルフィンはウーヌゥ人の族長へヴィンランドからの撤退を宣言し、戦争回避の策を提示する。族長はこれを受け入れ、争いは一時収束するかに見えた。だが未曾有の事態を機に戦争強硬派が動き出し、交渉は決裂。ついに戦争が始まり、アルネイズ村に戦争の炎が降りかかる。ココジャナイドコカ、約束の地へ。トルフィンの夢の行方はーーー。本当の戦士を問う北欧叙事、ついに完結!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
31
終わっちゃった。千年航路。そういう意味だったのか。先住民と戦争して多くの犠牲を出して、島から撤退。開拓が失敗し、その失敗を間近で見ていたカルリがビックになってトルフィンの跡を継ぐような事言って、、色々な別れがあって。トルフィンの1人の戦士の物語が終わっちゃった。面白かったです。考えさせられました。ありがとうございます。HPにて加筆。https://www.kashiwa1969.online/comic-vinland-saga-29-review/2025/09/23
くたくた
29
よもや29巻で最終刊になるとは思っていなくて、驚いて慌てて購読。千年の航路。その末に私たちが居るのか。「仕掛けてきたのは向こう」「家族や村(国、町)を守るため」「愛する者を守るため」仕方ない、という言葉でどれだけ思考停止に陥るのか。あまりにも現実的な問題を突きつけられた気がする。考えるのを止めてはいけない。2025/09/25
Die-Go
22
最終巻。そういうしめかたで来たかとモヤモヤ感は若干ありつつも、再読して、やはりこの終わり方で良かったのかもと思い直し。★★★★✩2025/09/22
ぐうぐう
19
一千年前の理想は、一千年後の現在、叶えられたとは到底言えない。「人間が3人もいりゃ どこだろうと戦争は起こる」と、ある人物は吐き捨てる。自国を守るため、指導者は国民に武器を持たせ、正義の戦争を促す。戦争は「間違っている」けど「仕方ない」と言って。しかしトルフィンは揺るがない。戦争を断固拒否する。そのような「仕方ない」と真っ向から対峙する。「我々は敵同士だ」「いいえ 私に敵はいません」20年の連載を経て、物語は完結した。しかし、トルフィンの理想はまるで道半ばだ。あれから一千年を経てもなお。(つづく)2025/09/27
毎日が日曜日
14
★★★★★ 完結。 人間は千年経ってもたいして変わってないな。2025/09/23
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