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出版社内容情報
曽田正人が描くレーシング漫画の金字塔、新装版で登場!第12巻!
『初優勝の壁を破れば、2勝目はたやすい。』
……言ってくれるよな。
たやすく見えるのは、そういう流れを作ったからなんだぜ!
オーナーと、スポンサーと、俺たちクルー。
そして何よりウチの車に乗る”恐るべき子供”。
みんなが自身のすべてを捧げ一丸となって突き進んできた結果なんだ。
だからこの岡山国際では勝利以外考えずにいた!
でも、それは甘すぎたのかもしれない。
敵の強大さをまざまざと見せつけられることとなる一日。
絶望などしない。3年後にはF1に乗っていてもおかしくないほどの器の
ドライバーがノアにいる限り…しかし…これは厳しい闘いになってきたっ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s_s
2
幼少期のカートレースでの経験が活きてくるという、今回の展開も抜群にアツかった。咄嗟にあの場面を思い出すのもさすがだと言える。前を走る車を視界から消すという悪魔的な作戦で、ブロックの役割を徹底してこなす金田をブロックごと押し上げることに成功。順位では一歩及ばなかったものの、一番のタイムを記録することになる。もはやカペタの積み上げてきた実績は「努力」だけによるものでなく、「夢中」で速さを追い求めてきた結果かもしれない。一心に頂点を見ているカペタの言葉に、周囲を鼓舞するような重みが加わるのも必然かもしれない。2025/07/30