出版社内容情報
どうやって老いと向き合う? 断捨離はしたほうがいいのか、節約をそこまでやるの? モノを増やさない工夫は? 若づくりはイタイの? 親の介護、葬式、お墓はどうする? 孤独死問題はどうなっている?
日本で関心が高まる「老い」に、ドイツ人はどのように向き合っているのか――日本とドイツを知り尽くした人気エッセイストが、本音インタビューをもとに「ドイツ式・老い支度」を綴る。日本の私たちがなかなか気付かない「考えすぎずにさらりと老いるドイツの知恵」が満載。飾らず、気負わず、合理的。それでも恋愛までしてしまうポジティブさで、歳をとることが怖くなくなる本。
内容説明
ドイツ式、幸せな歳の取りかた。元気の秘訣はケチケチ活動。「老い支度」より大切なのは「今」。認知症になったから世界旅行へ。配偶者に先立たれたら「出会い系」へ。年齢は変えられないから悩まない。エコなお墓に大注目!喪服はブラックデニムでいい。断捨離はしない。ケアする人は女性?外国人?死ぬなら突然死がいい。
目次
プロローグ
第1章 ドイツ人は気取らず生きる(ドイツ人は「人」に合わせない 64歳の「おひとり様デビュー」;ドイツ人は「友情のケア」を忘れない 「友達」ができたあとは「友情」を育む ほか)
第2章 ドイツ人は飾らずケチる(ドイツ人は「無料クーポン券」を手に走る 元気の秘訣は「ケチケチ活動」?;ドイツ人は、いつでもどこでも節約する 森でも海でも節約を貫く ほか)
第3章 ドイツ人は悩まず片付ける(ドイツ人は「断捨離」しない 物を捨てる以前に物を買わない;ドイツ人はIKEAを買わない 世代を超えて物を受け継ぐ「究極の節約」 ほか)
第4章 ドイツ人はさらりと老いる(ドイツ人は「介護」を自力でしない? 親を介護施設に入れるのはかわいそう?;ドイツ人男性は「車」にこだわる 「運転=アイデンティティ」の男性高齢者 ほか)
第5章 ドイツ人は構えず旅立つ(ドイツ人は「死の準備」をしない 日本人のほうが「老いと死」について現実的?;ドイツ人は「突然の死」を受け入れる 飛行機事故で「断ち切られた」父の人生 ほか)
エピローグ―母の老後、私の老後
著者等紹介
ヘフェリン,サンドラ[ヘフェリン,サンドラ] [Haefelin,Sandra]
エッセイスト。ドイツ・ミュンヘン出身。日本在住28年。日本語とドイツ語の両方が母国語。自身が日独ハーフであることから、「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。