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出版社内容情報
私のお兄ちゃんは、伝説のハガキ職人フルーツパフェだ。
職場では無表情でつまらないと思われているサラリーマン、三木貴一郎。飲み会でも浮いていて、全く楽しくなさそう。でも、妹の私だけは知っている。本当は「世界で一番面白くて超優しい」人だってことを――。
ふんわりと心に刺さる兄妹コメディ、第1巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金目
8
地味なサラリーマンの兄貴が面白いことを、妹だけが知っている、というさじ加減が面白い。ハガキ職人てのが今でもどれくらいいるのか知らないけれど、動画配信とかテレビとかでなく、ラジオ番組へのネタ投稿というのが、本当に知る人ぞ知るって感じでよろしい。気づかない人は気づかないけど、それぞれのアンテナで気づく人は気づく。実に良い塩梅だと思います、2025/03/11
歩月るな
8
兄のほんとうを知っているのは、妹だけ……? ほのぼのコメディと言う空気感だけど、人の本質を伺い合う現代社会の生きづらさみたいなものを活写している所はある。それでもドキッとする描写はあるし、広瀬さんの描き方にしろ何気ない行動が人に一歩踏み出す勇気を与えている、という一幕の描き方も好み。チークの一件からフリは利いているし、そういう兄なのもしっかり見せてくれている。だから肩の力が抜けて「無理せず酔う」域に行った広瀬さんが、物語を一歩進めるエンジンになっているのが微笑ましくもアリ、ちょっと不穏な気も無くもない。2025/03/10
コリエル
8
職場では冴えない男として通っている三木貴一郎という青年。だが家では伝説のハガキ職人だったりと多面的な姿を持ち、そのことを妹だけは知っている、というコメディ。こういう一見評価されないリーマンが実は…というフォーマットの作品が近年流行りつつあって島耕作メソッドの強さを再認識している。ヒロイン複数出て来るが、隠れ肉食系の広瀬さんの今後が気になる。2025/03/06
芳樹@マンガ専用
5
【BW】あらすじの通り、職場ではパッとしないと思われているサラリーマンが実は…、というのを妹だけ(ではなくなるかも)知っているというお話し。言葉少なに淡々と進むけれど、兄妹愛がひしひしと感じられてとても良い。2025/03/06
まつだ
4
妹は知っている。これにつきる、奇妙なきょうだいの日常。主人公の兄のような人って、ずーっと頭が動いてるから、他の機能が死滅していくんだよな~。表情とかから。んでも、ノベルティのステッカーを職場つかいのカップに張り付けてるのは、かなりの猛者だとおもう。2025/03/06