エステルの手紙教室

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  • サイズ 46判/ページ数 294p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065384862
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

《みなさんの感情や意見には一切口出ししません。手紙の書き方、つまり文章の書き方を教えるのがわたしの役割です》北フランスのリールで書店を営むエステルは、亡くなった父を偲んで手紙教室を開くことにした。参加者を募る新聞広告を出すと、5人から応募があった。孤独な老婦人、重度の産後うつに苦しむ夫婦、仕事にやりがいを見いだせないビジネスマン、そして進路に悩む青年。性別も年齢も異なる参加者とエステルは、手紙のやりとりを通して新しい言葉との出会いに飛び込んでゆく。言葉の力を賛美した小説。Le Prix Du Roman Qui Fait Du Bien(癒やしの小説賞)を受賞。

内容説明

北フランスのリールで書店を営むエステルは、亡くなった父を偲んで手紙教室を開くことにした。受講者を募る新聞広告を出すと、5人から応募があった。孤独な老婦人、重度の産後うつに苦しむ夫婦、仕事にやりがいを見いだせないビジネスマン、そして進路に悩む青年。性別も年齢も異なる参加者とエステルは、手紙のやりとりを通して新しい言葉との出会いに飛び込んでゆく。言葉の力を賛美した小説。フランス書店員が選ぶ「癒やしの小説賞」受賞!

著者等紹介

ピヴォ,セシル[ピヴォ,セシル] [Pivot,C´ecile]
小説家、ジャーナリスト。『エステルの手紙教室』(原題:“Les Lettres d’Esther”)で「癒やしの小説賞」、「グラン・サン=テミリヨネ文学賞」、および「ユニオン・アンテラリエ賞」を受賞

田中裕子[タナカユウコ]
フランス語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

163
電話やメールではなく手紙でつながる。それは今となっては相手に重さを感じさせる行いかもしれないけど、言葉を記すことでしか伝えられないことがある。フランス北部リールで週6日も書店を営業しながら始めたエステルの手紙教室。参加した人たちは知らない同士であるけど、受け手側を気遣いながら今の思いを伝えていく。互いに少しずつ心の深くに沈んでいた悲しみや不満を掬い出す。他者への助言はできるのに自身の中の拘りは癒えていかない。誰にも人間関係の悩みがある。愛情や信頼、葛藤や喪失、別れと旅立ち。数か月の手紙の交換を記した一冊。2025/07/06

ゆのん

45
書店主のエステルが始めた『手紙の書き方講座』。エステル本人、ビジネスマン、若者、老女、夫婦の6人の文通が始まる。すっかり廃れてしまった『手紙』を書くなんてとても素敵だ。美しい便箋や封筒、葉書に綺麗な切手を貼って、ポストを覗く楽しみ…。ところが、手紙をやりとりする中で6人の抱えている問題が徐々に明らかになっていく。誰にも話せなかった気持ちが綴られた手紙。時には率直に、時には優しく寄り添い疲弊していた心が解けていく様子や、徐々に育まれていく友情に涙したり、応援したりしながら読んだ。2025/03/16

ぽてち

33
主人公のエステルは北フランスで書店を経営している。亡父と長い間手紙をやりとりしていた。父の死後、その死を乗り越えられず、自らの体験から「手紙の書き方講座」を開催する。参加者は5人。老若男女、職業や居住地もバラバラだ。基本的には彼らの手紙のやりとりで進む書簡体小説だ。それぞれが人生に問題を抱えていて、読み進めるのがつらい。が、彼らの生き生きとした、時に自虐的な文章に救われた。返信も気が利いていて、安易に「わかる」「つらかったね」といった言葉はかけない。それでも心情を汲んでくれているのが伝わってきた。2025/06/17

Roko

30
見知らぬ人と文通するということに、みんな最初は戸惑いを持っていました。自分とは全然違う人生を歩んできた人に、自分の言葉が伝わるのかどうか不安だったのです。どんな話題を手紙に書けばいいのかわからないし。そんな悩みは、主催者のエステル与えてくれたテーマに助けられました。最初のテーマは「あなたは自分の中の何と戦っているのか」でした。手紙という形をとっていますけど、実は自分自身との会話です。#エステルの手紙教室 #NetGalleyJP2025/05/22

りらこ

22
この本の登場人物たちの書簡のやりとりは、魅力的で正直。 彼らの正直な気持ちを書き記すことで、彼ら自身が変わっていきます。近い相手との手紙のやりとり。全く会ったことのない人とのやりとり。 その距離だからこそ伝えられること、伝わること、書けること。気づけば読んでいる自分も気持ちの開放が起こります。 最後の手紙の章は、涙なくしては読めません。 感情の吐露をする場所が思いもかけない場所です。フランスが舞台だけど、とても身近に感じるのは日本の死生観が底に流れているからかもしれません。 2025/06/21

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