講談社現代新書<br> 知能とはなにか―ヒトとAIのあいだ

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講談社現代新書
知能とはなにか―ヒトとAIのあいだ

  • 田口 善弘【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065384671
  • NDC分類 141.1
  • Cコード C0240

出版社内容情報

チャットGPTに代表される生成AIは、機能を限定されることなく、幅広い学習ができる汎用性を持っている、そのため、将来、AIが何を学ぶかを人間が制御できなくなってしまう危険は否定できない。しかし、だからといって、AIが自我や意識を獲得し、自発的に行動して、人類を排除したり、抹殺したりするようになるだろうか。この命題については、著者はそのような恐れはないと主張する。少なくとも、現在の生成AIの延長線上には、人類に匹敵する知能と自我を持つ人工知能が誕生することはない、というのだ。

その理由は、知能という言葉で一括りされているが、人工知能と私たち人類の持つ知能とは似て非なるものであるからだ。

実は、私たちは「そもそも知能とはなにか」ということですら満足に答えることができずにいる。そこで、本書では、曖昧模糊とした「知能」を再定義し、人工知能と私たち人類が持つ「脳」という臓器が生み出す「ヒトの知能」との共通点と相違点を整理したうえで、自律的なAIが自己フィードバックによる改良を繰り返すことによって、人間を上回る知能が誕生するという「シンギュラリティ」(技術的特異点)に達するという仮説の妥当性を論じていく。

生成AIをめぐる混沌とした状況を物理学者が鮮やかに読み解く

本書の内容
はじめに
第0章 生成AI狂騒曲
第1章 過去の知能研究
第2章 深層学習から生成AIへ
第3章 脳の機能としての「知能」
第4章 ニューロンの集合体としての脳
第5章 世界のシミュレーターとしての生成A
第6章 なぜ人間の脳は少ないサンプルで学習できるのか?
第7章 古典力学はまがい物?
第8章 知能研究の今後

内容説明

生成AIをめぐる混沌とした状況を物理学者が鮮やかに読み解く。

目次

第0章 生成AI狂騒曲
第1章 過去の知能研究
第2章 深層学習から生成AIへ
第3章 脳の機能としての「知能」
第4章 ニューロンの集合体としての脳
第5章 世界のシミュレーターとしての生成AI
第6章 なぜ人間の脳は少ないサンプルで学習できるのか?
第7章 古典力学はまがい物?
第8章 知能研究の今後
第9章 非線形非平衡多自由度系と生成AI
第10章 余談:ロボットとAI

著者等紹介

田口善弘[タグチヨシヒロ]
1961年、東京都生まれ。中央大学理工学部教授。1995年に刊行した『砂時計の七不思議―粉粒体の動力学』(中公新書)で第一二回(1996年)講談社科学出版賞受賞。その後、機械学習などを応用したバイオインフォマティクスの研究を行う。スタンフォード大学とエルゼビア社による「世界で最も影響力のある研究者トップ2%」に2021年から2024年まで四年連続で選ばれた(分野はバイオインフォマティクス)。最近はテンソル分解の研究に嵌まっており、その成果を2024年9月にシュプリンガー社から英語の専門書(単著)として出版した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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禿童子

31
非線形非平衡多自由系、世界のシミュレーターなどなど鬼面人を驚かす用語に一瞬ひるんでしまったが、語り口はかなり平明に噛み砕いてくれてスイスイ読めたので、その点は安心しても良い。田口さんはバイオインフォマティクスを専門とする物理学者。20世紀末に物理分野で盛んに研究されたダイナミカル(動力学)モデルと最近のChatGPTが現実シミュレーターとして似たもの(学習の有無に違い)。人間の脳の知能と生成AIの知能は別物。脳と生成AIはそれぞれ別個の現実シミュレーターと主張している。過学習についての説明が分かりやすい。2025/02/27

Micky

5
なかなか解釈が難しいAI書。本書はAIが社会にどう変革をもたらすかなんて1行も書かれていない。あくまで“知能“に焦点を絞る。知能そのものの定義がまずできていない、その前提でAIの知能云々を評価するのだから解釈が難しくなる。短いが一読の価値がある本。 がそれにしてもAIの展開は早すぎる。又新たなブレークスルーがいつ起こるか。誰か止めてと言ってもダメだろうね。2025/03/17

黒猫堂▽・w・▽

4
田口善弘さん「知能とはなにか ヒトとAIのあいだ」読了。物理学者である著者による知能とは何かという問いかけから始まり人間の脳と生成AIという異質な知能を対比させ現在とこれからの知能研究について論じた書。人間の脳も生成AIも現実のシミュレーターに過ぎないなど首肯できる知見に満ちていた2025/02/28

Hayato Shimabukuro

3
SNSでの発言が何かと物議を醸す著者ではあるが、それはそれとして、本書は面白かった。昨今のAIの発展をフックにして、脳もAIも「シミュレーター」という考え方を軸として知能とは何かについて議論。2025/03/16

QQ

3
人間は世界そのものを映す鏡ではなくて、錯覚もよく起こすし現実のシミュレーターに過ぎないよね、人工知能も同じで、アーキテクチャが異なるだけで異なるシミュレーターと考えることもできるよね、という話。「知能の本質に迫りたくて人々はAI開発をしてきた」と書いてあるだけで、この本では知能について語ることはほとんどない。全体的に内容が薄くて(「どうせわからないだろう」みたいな感じで飛ばされてて)、結局「非線形非平衡多自由度系ってなに?それが深層学習に使われてるからってなんなの?」と根本的な部分がいまいち。2025/02/22

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