昭和100年

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065380321
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

出版社内容情報

万博・五輪・宇宙開発・原子力……、「昭和」という亡霊はいつまで僕らを呪縛し続けるのか?

セビリア、ミラノなど世界の万博跡地から見えてきた2025年大阪万博問題とは?
1964年東京五輪がなければ、高度成長はしていなかったのか?
種子島・宇宙基地、米・核実験博物館、独・原発跡地遊園地から見えてきた「近代」とは?
古市憲寿が「昭和」の夢の跡を歩きながら考えたこと――。

【本文より】
 昔からタイムリープや転生をテーマにした作品を観るたびに思っていたことがある。もしも成功する人生の選択肢が提示されたとして、僕たちは本当に、元々の人生を潔くあきらめられるだろうか、と。
 たとえば、本当だったら僕と一緒に笑っていたはずの友人が、他人として目の前を通り過ぎていく。この「成功」するための人生では彼らと知り合う必要はない。その運命に人は耐えられるのだろうか。思わず彼らに声をかけたくはならないのだろうか。
 この、ろくでもない「昭和100年」を迎える日本だからこそ、出会えた人もいれば、生まれた小説や映画、音楽がある。素晴らしい「昭和100年」では、同じ人間でも思想や信条は違ったものになっていただろう。当然ながら、本書『昭和100年』も出版されていなかった。
 僕たちは、この「昭和100年」を迎える世界だからこそ、僕たちとして存在している。


内容説明

「昭和」という亡霊はいつまで僕らを呪縛し続けるのか。セビリア、ミラノなど世界の万博跡地から見えてきた2025年大阪万博問題とは?1964年東京五輪がなければ、高度成長はしていなかったのか?種子島・宇宙基地、米・核実験博物館、独・原発跡地遊園地から見えてきた「近代」とは?古市憲寿が「昭和の夢」の跡を歩きながら考えたこと―

目次

1章 昭和100年の万博
2章 それでも人類は宇宙を目指す
3章 東京オリンピック 大冒険の終わり
幕間 戦後100年
4章 近代が夢見たユートピア
5章 「昭和」は終わらない

著者等紹介

古市憲寿[フルイチノリトシ]
1985年、東京都生まれ。社会学者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。日本大学藝術学部客員教授。日本学術振興会「育志賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

71
今年、西暦2025年は昭和100年にあたるらしい。いろいろな事柄を時系列で考える際、例えば東京五輪(昭和39年)から今年で何年になるか?など元号を介して考えるのは大層厄介。令和になってから、私はもはや元号を”捨て“全て西暦で考えている。本書は、「昭和」は未だ終わっていない、「昭和」が終わって既に30年以上たっているが昭和のマインドが清算されておらず、しぶとく続いていると評価する。具体例として、万博、宇宙開発、東京五輪を振り返りつつ今の時代を考える。というのだろうが、各種出来事を繋ぎ合わせ散漫な印象。⇒2025/04/30

りんご

47
小説だと思い込んでましたが、古市さんは社会学者でしたね。ジャンルはなんというんでしょう。ノンフィクション?社会学?古市さんが昭和を振り返り、そこから未来を考えます。2章、宇宙への憧れ的なお話の中で、「あのころの夢」って言い回しが出てきて、その単語がすごく刺さりました。昭和生まれの私は「あのころの夢」が地盤としてありすぎるんじゃないか。そういう昭和世代が世に蔓延っているうちは昭和の夢から抜け出せないんじゃないか。科学の発展が必ず幸せを連れてくるわけじゃないってわかった今。未来に何を夢見る。2025/03/26

niisun

25
様々なメディアで発言をお見かけするままの古市氏らしい、世の中を斜め上から見下ろしたお話でした。平成〜令和と時代が変わったが、いまだ昭和の夢(残滓)を引きずって抜け出せていないという論で“昭和100年”。内容は、昭和の夢の跡だと著者が云う各国の万博跡や高速増殖炉、リニア実験線などの跡地を巡る旅。「昭和から訣別すべき」と云うが、ダ・ヴィンチや平賀源内じゃないんだから数世紀飛び越えるような発想はなかなかでないですよ。世に問う視点としてはヨハン・ノルベリ氏の『進歩〜人類の未来が明るい10の理由』の方が好きですね。2025/05/04

Ayakankoku

11
大好きな古市さんの本を2024年内に読み終えることができた。世界の万博のこれまでも知ることが出来て勉強になった。次なる大阪万博の未来はどうなるのか、また古市さんは開催後の街をどう位置付けるのか。大阪万博は興味はなかったが万博後のレガシーに注目したくなった。古市さんといえば脚注があるのが特徴。時につぶやき、時に皮肉を込めた脚注が毎回の推し!今回は20世紀以降の人物が全て昭和で併記されていたのもセンスが光っていた。2024/12/31

templecity

10
令和の時代になっても、日本人は昭和の世界を引きずっているところがある。1970年の大阪万博を開催していた時代とは違う。体験などはAIを活用してもできる。世界各国でも4年毎に万博は開催されているが、開催期間は盛り上がるも、その跡地は寂れているところも多い。そういうところも見て開催の是非も検討すべきである。国家は君主ではなく、国家としての主権を認めるというところから欧州では時代が変わっている。 2025/04/20

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