出版社内容情報
国民的ベストセラー「大人の流儀」シリーズ最終巻!
伊集院があなたに贈る最後の言葉ーー数えきれない出逢いと別れを経験してきた作家が死の直前まで書き綴ったラストメッセージ。
人間は皆が強く、
逞しい生き物ではないが、弱々しくて、
くじけてばかりいる生き物でもない。
踏ん張りきれないように思えても、
そんなに簡単にはこわれない。
人間の身体には、
そういうものが備わっているのだ。
”人々はいろんな事情をかかえて、
それでも平然と生きている”
ーー伊集院静
内容説明
数え切れない出逢いと別れを経験してきた作家が死の直前まで書き綴ったラストメッセージ。
目次
第1章 また逢えるまで(一条の光;救われたのかもしれない ほか)
第2章 大人になるということ(淋しい思いをさせた;祈りのようなもの ほか)
第3章 それでも前へ進む(こころのこもった手紙;違う道を歩いてみよう ほか)
第4章 哀しみに寄り添って(いつかわかる;正しい生き方 ほか)
著者等紹介
伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年山口県防府市生まれ。72年立教大学文学部卒業。81年短編小説『皐月』でデビュー。91年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で第107回直木賞、94年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。16年紫綬褒章を受章。23年11月24日に逝去、享年73。作詞家として『ギンギラギンにさりげなく』『愚か者』『春の旅人』などを手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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