出版社内容情報
結末まで目が離せない。
堂々の世界観で大反響の古代和風ファンタジー!
『杜ノ国の神隠し』『杜ノ国の囁く神』『杜ノ国の滴る神』に続くシリーズ完結編
杜ノ国の諍いをおさめ、国の中枢・水ノ宮に玉響とともに入った真織。
二人は御供山の巨人の神に、在るべき場所に帰れない祈り石があると知らされる。
北ノ原の社に残りの石を返した二人は、そこに現れた神々の路に取り込まれる。
二人が辿り着いた先は? 古代和風ファンタジー完結編。
〈文庫書下ろし〉
内容説明
杜ノ国の諍いをおさめ、国の中枢水ノ宮に玉響とともに入った真織。二人は御供山の巨人の神に、在るべき場所に帰れない“祈り石”があると知らされる。北ノ原の社にその石を帰した二人は、そこに現れた白く光る神々の路に取り込まれる。二人が辿り着いた先は?古代和風ファンタジー完結編。
著者等紹介
円堂豆子[エンドウマメコ]
第4回カクヨムWeb小説コンテストキャラクター文芸部門特別賞を『雲神様の箱』にて受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
25
杜ノ国の諍いをおさめ、国の中枢・水ノ宮に玉響とともに入った真織。二人は御供山の巨人の神に、在るべき場所に帰れない祈り石があると知らされる第3弾。期間限定で真織は神王、玉響は神宮守の代理として水ノ宮で暮らすことになる中で、北ノ原の社に残りの石を帰した2人。現れた神々の路に取り込まれて思わぬ場所に向かうことになって、やるべきことを成したその後が気になる展開でしたけど、大規模な治水工事を計画する黒槙と、いい顔をしない緑螂の確執も少しずつ変化を迎えてゆく中で、それぞれの成長と変わらない絆が感じられる結末でしたね。2024/12/13
すがはら
8
結局、玉響と真織はどうなったの?女神の口ぶりでは、玉響は杜の国でもう一度女神の矢の的になったはずだから、杜の国に戻ると思うけど。そうしたら真織は?玉響1人を的にはしないって絶対言うはず。まさか、2人合わさって1人の玉響になるとか?神王も杜の国もない1000年後までも子供の生贄だけは続くと知ってしまった玉響だから、きっとどうしても必要な犠牲なら自分がとか思って矢の的に志願しちゃうんだろうな。川が無くなっても神は残るとか、なんだかしみじみしてしまいました。せめて流天の生きた時代が平和だったらいいなと思います。2025/08/09
色素薄い系
5
落とし所がどうなるのか気になって一気読みしたけど消化不良感が…真織と玉響の最後の再会シーンとか多分2人は文字通り1つの存在になれた(なった)という事なのかな?という感じだけど世界を隔てて生きていくという終わりでなかったなら生きて幸せになって欲しかったんですが…恋ではないけど愛はあったでしょ?流転が新しい神王としてどう生きていくのかとかは想像に任せる、という感じだったので面白かったけど不完全燃焼感が残る。2025/01/22
いずみ
4
これで完結かぁ…という感じ。 世界観は好きだし玉響も好きなんだけど、なんだかなぁ、終わらせるために終わった感じがしなくもない…… 良く言えば「余韻を持たせた」終わり方。2025/06/27
宇治金時
3
ラストは納得。流転頑張ってね。2025/01/01