出版社内容情報
■平穏な「ゴルフ・シティ」に殺意が芽生えた。執念の刑事・冨田場波(とみたばなみ)警部の事件簿全4話。
埼玉県郊外の流星市(架空)は、豊かな自然を活用した「ゴルフ・シティ」。
ゴルフが市民スポーツとして浸透し、良識ある住民たちがのどかな生活を送っている。
主人公・冨田場波は家庭では「冴えないおじさん」だが、現場に行けば鋭い推理と巧みな話術で犯人を追いつめるベテラン警部。
当番の日にこっそりと、家族で昼食を楽しんでいたその最中、名門「春山ゴルフクラブ」の18番ホールで水死体が発見されたとの一報が入る。
平穏な街と清々しいゴルファーたち。そのベールを剥がすと、見えてきたのは嫉妬・確執・軋轢の渦だった…(第1話 理事長)
市営ゴルフ場の17番ホールのOBゾーンにある雑木林で、プレー中だったとみられる男の刺殺体が発見。背後から心臓に向けて鋭い刃物で刺されたことが直接の死因のようだが、それとは別に左手首をざっくりと切りつけられている。この2つの傷が意味するのは…(第2話 OB)
ほか2編。
「喜劇」、「ショートショート」、「人情劇」などさまざまな手法を駆使して「人間の『善』と『悪』」を描き出した、「小説 ゴルフ人間図鑑」の待望のシリーズ第2弾。
今作は、部下思いの人情に厚い警部を主人公に、さらに切れ味鋭く人間ドラマを描き出す。
内容説明
埼玉県・流星市(架空)は、自然豊かでのどかな郊外。ゴルフが市民スポーツとして浸透し、良識ある住民たちが落ち着いた暮らしを送っている。ベテラン警部・場波が当番の日にこっそりと家族で昼食を楽しんでいた最中、名門「春山ゴルフクラブ」の18番ホールで水死体が発見されたとの一報が入る。平穏な街と清々しいゴルファーたち。そのベールを剥がすと、見えてきたのは嫉妬・確執・軋轢の渦だった…。名推理全4話カップイン!冨田場波警部事件簿。
著者等紹介
江上剛[エガミゴウ]
1954年兵庫県生まれ。作家。1977年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。梅田・芝支店の後、本部企画、人事関係を経て、高田馬場、築地各支店長を経て2003年3月に退行。1997年第一勧銀総会屋事件に遭遇し、広報部次長として混乱収拾に尽力。その後のコンプライアンス体制に大きな役割を果たす。銀行員としての傍ら、2002年『非情銀行』(新潮社)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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