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出版社内容情報
太陽系の中でも、液体の水をたたえた惑星は、現在地球だけである。地球という惑星の進化は、水のはたらきを抜きにしては語ることができない。地球の大きな特徴である生命の存在も、「水」に支えられている。また、水は地球の表層だけではなく、プレートテクトニクスと共に、地球の内部に取り込まれ、地質学的なスケールで大循環している。しかも今後、6億年で、海の水はすべて地球内部に吸収され、海は消失してしまうという。本書では、地球の歴史を振り返りながら、「水」が地球の環境のなかで、どのような働きをしているのか? を見ていきながら、私たちにとっても欠かせない「水」を地球規模のスケールで解説していく。
主な内容
第1章 原始海の誕生海の誕生
第2章 地球上で生命を育む水
第3章 地球表層での海の役割
第4章 地球内部での水の循環
第5章 地球内部へと吸収される海
第6章 海が消える日
内容説明
地球の誕生からずっと存在してきた「海」。水はどこからもたらされたのか?太陽系で地球だけが表面に「海」をもっている。地球という惑星の特徴を決定づけている、重要な存在が「水」―。プレートテクトニクスの開始にも、生命の誕生にも、「水」ががかわっていた。「水」は地球の表層だけではなく、プレートの沈み込みとともに地球内部に取り込まれ、火山の噴火とともに表層へと戻ってくる。そんな46億年続いてきた大循環に、いま大きな異変が起きている。最新の地球科学が描きだす「海」の未来―!
目次
第1章 原始の地球、海の誕生
第2章 地球上で生命を育む水
第3章 地球表層での海の役割
第4章 地球内部での水の循環
第5章 地球内部へと吸収される海
第6章 地球の未来像
著者等紹介
片山郁夫[カタヤマイクオ]
1975年東京都生まれ。2003年東京工業大学大学院地球惑星科学専攻博士課程修了。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員、米イエール大学研究員などを経て、広島大学大学院先進理工系科学研究科地球惑星システム学プログラム教授。専門は岩石レオロジー、地球内部での物質循環を中心に研究。日本鉱物科学会研究奨励賞、日本地質学会柵山雅則賞、エドムント・ナウマン賞、日本地球惑星科学連合西田賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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