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出版社内容情報
「君がちゃんと大人になるまで、私が君を引き受けよう。」
世界を巻き込んだ戦争は終わり、“森と湖の国(スオミ)”に平穏な冬が訪れた。退役軍人のキルヤシュカが出会ったのは、軍の「備品」として育てられた元少年兵ミェリ。行き場を失くした2人は、森の小さな家で一緒に暮らし始める。戦後の「平和」を懸命に生きる2人の逞しくも儚い雪国スローライフ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鯖
9
元少年兵と退役軍人が共に戦後、いや戦中?を暮らす雪国スローライフ。…光のオネショタとシモヘイヘが大好物なので読むしかあるまい。熊を肉弾接近戦で仕留めてたので彼よりはだいぶ近距離攻撃であらせられた。ルビで「文化(この料理)は残った。生きてこの料理を食べて(知って)くれてありがとう」ってのがとても良い。話も絵の躍動感も全て良い。ただ後の世で幻の春と呼ばれた3年間を暮らしたってあるのがさあああああ。冬戦争と継続戦争の間って3年も開いてたっけってwikiったら1年3ヶ月だったんだけど、そういうことなんじゃろか…。2025/03/22
ふわふわ
0
戦後、元少年兵と退役軍人である女性が一緒に暮らすという話。 舞台は一応架空の国ではあるが、明らかに第二次世界大戦頃のフィンランドを意識している。 とにかく、ミェリとキルヤシュカの絶妙な距離感が読んでいて心地よい。二人には穏やかな日々を続けていって欲しい。 …が、一話のラストによると、この平和な時期は三年間しか続かなかったらしい。つらい。どうなっていくのか、見守っていきたい。2025/03/28