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出版社内容情報
名探偵は、イエス・キリスト!
神の死の謎を筆頭に、2000年間秘められていた聖書の謎を大胆に解き明かす空前絶後の本格聖書ミステリ。
「すべてを見抜くのは、だれか? 神探偵のわたしである。はっきり言っておく。どれだけふしぎに見える事件も、神探偵にとっては謎ではない。神探偵の目に映るのは真実のみ」
内容説明
「すべてを見抜くのは、だれか?神探偵のわたしである。はっきり言っておく。どれだけふしぎに見える事件も、神探偵にとっては謎ではない。神探偵の目に映るのは真実のみ」神の死の謎を筆頭に、2000年間秘められていた聖書の謎を大胆に解き明かす空前絶後の本格聖書ミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たま
67
この作家さん初読み。読書メーターで知ってどんなものかと読んでみたら面白かった。老いた福音史家のヨハネが、イエスと若き日の自分たちの70年前の【冒険】を想起して書いた文書という設定。紀元頃のローマが舞台の小説は多いが、イスラエルが舞台でイスラエルの庶民目線の小説は新鮮。もっと風俗を細かく書き込んでほしい!。サタンが出てきて驚いたが、著者はカトリックと言うことで納得。人間の自由と悪と神の関係を扱う手つきが手練れていて―作家さんが考え抜かれたことが分かり感心した。続編を計画中とのこと、楽しみにしています。2025/07/11
雪紫
42
イエスお兄ちゃん呼びってそういうこと・・・(次作から見たので)。数々のTIPSを軸に紐解かれていくイエスの神探偵としての活動と「バラバの方を」。聖書の合間を補完しながら見事にミステリにしていく中に流水さんらしさが光ってる。先に読んだ次がユダだと考えると「ああ・・・」となるんだけど、「消えたぶどう酒」。真相より、奇跡のひとつとはいえ、謎のままに終わった美味しいぶどう酒出現が気になるんだけど。短編だけど言うなら「ぶどう酒」「洗礼者」「女幽霊」「愛の王か、」2026/06/10
rosetta
37
★★★★☆クリスチャンではないけれど大学で聖書学を囓ったミステリーファンとしてはこれは大好物。ミステリー味はあまり感じないけれど、聖書のパスティシュとしては上出来。作者自身が熱心なクリスチャンなので基本的に聖書の記述に忠実。最後まで生き残った使徒ヨハネが福音書に書けなかった70年前のイエスのもう一つの姿を書き残す。従兄弟のイエスを地の文でイエスお兄ちゃんと呼んだり、なんでペテロが一番弟子なんだよと妬いたりするのが可愛い(笑)本人が自分の最高傑作になると後書きで書いている通り、五部作完結を楽しみにしたい。2025/03/05
よるのもち
18
清涼院流水はコズミックしか読んでいないので熱心な読者ではないが、イエス・キリストを探偵役にするという部分からとんでもないものをお出しされるのではないかと身構えていた。結果的にとんでもないことはとんでもなかったのだが、思っていたよりも真正面から聖書に向き合ったような内容で単純に楽しめた。私自身聖書は読んだことがないのだが、それでも知っているような逸話を本格ミステリの文脈に落とし込んでいる。コズミックのセルフオマージュのような部分も見受けられたので、ジョーカー以降も読んでいたら他の気づきもあるのかもしれない。2024/10/26
結城綾
16
「すべてを見抜くのは、だれか?神探偵のわたしである」イエス・キリストを探偵とした、まったく斬新なミステリィ。聖書や数々の書物をもとに描かれていて、オリジナリティ溢れる仕上がりとなっている。あの尖に尖りまくった清涼院流水とは思えないほど、誠実に書かれている。そのため著者の作品の中で、一番オススメ出来るものであることは、間違い無いだろう。2024/12/03




