真珠王の娘

個数:
電子版価格
¥2,508
  • 電子版あり

真珠王の娘

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月26日 01時59分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 560p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065372890
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

1944年10月、英国首相チャーチルから帝國真珠ロンドン支店の早川正臣に真珠の胸飾り「ハナグルマ」が手渡された。かつてパリ万博にも出品された品の修復依頼だった。「君の祖国は、あと一年ももたない」と言われながらも日本に戻り、正臣が向かったのは、ハナグルマを唯一修復できる水野家だった。
水野美冬は真珠職人の母と二人暮らし。学徒勤労動員で浜松にある挺身工場に出発する前夜、母から重大な話を聞かされる。早世した父は実の父ではなく、本当の父は「真珠王」と呼ばれる帝國真珠の創業者・藤堂高清だという……。
時代の波に翻弄されながらも美冬は自らの運命を切り開いていく。


内容説明

1944年10月、帝國真珠ロンドン支店の早川薫に英国首相チャーチルから真珠の胸飾りが手渡された。パリ万博にも出品された「ハナグルマ」の修復依頼。「君の祖国は、あと一年ももたない」と言われながらも薫は帰国し、日本で唯一修復できる水野家に向かう。水野冬美は真珠細工師の母と二人暮らし。学徒勤労動員で浜松の軍需工場に出発する前夜、本当の父は「真珠王」と呼ばれる帝國真珠の創業者・藤堂高清だと聞かされる。戦禍と男社会に翻弄されながらも、冬美は運命を切り拓いていく。

著者等紹介

藤本ひとみ[フジモトヒトミ]
長野県生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光をあびる。フランス政府観光局親善大使を務め、現在AF(フランス観光開発機構)名誉委員。パリに本部を置くフランス・ナポレオン史研究学会の日本人初会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

169
藤本 ひとみ、初読です。タイトルからセレブの令嬢の物語かと思いきや、著者作家生活40周年、構想10年の集大成の大作だけあって、著者版「風と共に去りぬ」のような壮大な歴史浪漫、山崎豊子のような雰囲気もありました。今年のBEST20候補です。機会を見つけて、著者の別の作品も読んでみたいと思います。本書のエピソード、チャーチルが日本への原爆投下を阻止しようとしていたのは、史実でしょうか❓ https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=00003990922024/11/13

hiace9000

110
わたし自身、熱心に視聴したり観劇した経験は皆無なのですが、「朝ドラ・昼ドラ・タカラヅカ」って、おそらくこんな感じなのだろうと…。ド定番の戦中戦後の混乱期(朝ドラ)を挟み、次から次へめくるめく勃発する事件と渦巻く愛憎劇(昼ドラ)、からの典雅なるエスタブリッシュメントライフの一幕(タカラヅカ)を全部乗せー! 往年のファンからからすれば垂涎の贅沢作品です。その末席にも腰かけたこともない未熟者からすると、どうもその昭和劇っぽさに鼻白んでしまい…そこでそうなる?えそうなん?を連発しつつ、終戦を迎えた感でありました。2024/12/18

ゆのん

51
終戦間近の日本。まだまだ女性の立場は無いに等しく、女は結婚して出産し夫に尽くすのが当たり前の時代に生きる主人公・冬美。本作は彼女の成長譚となっている。昼ドラや朝ドラが好きな人はハマるのではないか。とにかく、一難去ってまた一難の状況が物語を劇的にしていて、加えて2人のイケメンの登場で良い意味で昼ドラ的なドキドキ感も味わえる。絶望的な場面での主人公の前向きな思考と、思い立ったら即行動する実行力。時代や『女』という事に負けまいと生きる姿が気持ち良い。主人公の力強さに作者の熱量を感じる作品だった。2024/12/04

rosetta

33
★★★☆☆真珠王って言ったら御木本幸吉だろと思うんだけど架空の人物。面白くなりそうな話なんだけどどうにもイマイチ。550頁の長編でまるで大河小説の趣きだが小説内の時間は作者も忘れているようだがわずか数ヶ月。スラムダンクかよ!空襲シーンとか悲惨な状況も語られるが基本的には戦時下でありながら宝飾品の修理やら真珠の養殖やらのほほんとした空気感。養殖の海に焼夷弾なんて戦術として全く意味がなくストーリー的にご都合だろ。まあ色々ツッコミどころ満載だが大きな不満を感じることなく読了したのだから悪い本ではなかったのかも2025/01/09

まる子

25
女学校に通う10代の冬美は本当の父親を知った。自分は真珠王の娘。第二次世界大戦の中、真珠で作られたハナグルマという名の宝飾品に魅せられ、それを守り受け継ぐ事を願う冬美。女性は結婚し子供を産んで家族に囲まれて暮らすのが当たり前の時代に、真珠に一生を捧げようとする冬美は、男を「ある意味で」虜にさせる魅力を持ち合わせていた。真珠王の娘として生きていくだろう彼女の未来ははたして…。500ページオーバーだったけれど一気読みだった。2025/01/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22204231
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品