講談社選書メチエ<br> 知性はバイアスでできている―賢さと愚かさの計算論的認知科学

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講談社選書メチエ
知性はバイアスでできている―賢さと愚かさの計算論的認知科学

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065372210
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C0311

出版社内容情報

話題書『心はこうして創られる』の翻訳・解説チームによる第二弾
コンピューター科学によって人間の知性の本質に切り込む、アメリカの俊英著者による話題作
数々の実験と簡潔な理論で、“知性の本質”に迫る!

人間は賢い。運動制御、知覚、予測、情報伝達、意思決定、推論……いずれにおいても、他の動物や下手なAIより、遙かに優れている。でも私たちはいつも、思い込み、決めつけ、見落とし、取り違える。
“愚かで賢い”人間の知性とは、いったい何なのか? この両義性の謎に、最新認知科学は驚くべき答えを示した。
「認知バイアス」が、知性にとって原理的に不可欠だというのだ。
ベイズ則という強力な理論的武器を駆使して、“脳という計算機”がいかに知り、判断し、行動するのかに迫る、
人工知能が高度化しソーシャルメディアが人を動かす時代に必読の書。

[訳者より]
人間はさまざまな間違いを犯すけれども、それは単に非合理とか愚かとは限らない。誤りはバグではなく仕様であり、むしろ健全な合理性の一部でありうる。この視座から人間の認知を一望に収めていくという、かなり野心的な取り組みである。

[本文より]
脳は客観的現実にアクセスできない。かたや、合理的かどうかというのは、五感から得た情報を脳がどう使うかという話で
ある。ならば合理的に誤ることは完璧に可能だ。つまり帰納バイアスという概念は、合理的な情報処理システムはかならず誤ると言っているに等しい。
 *
筆者はこう信じる――認知のレベルで表れる計算原理が新たに見つかれば、そのときは必ず、神経細胞がどんな計算を行っているのかという私たちの理解も大きく飛躍するのだ、と。

[本書の内容]
訳者まえがき
第一章 ヒトは賢いのだろうか?
第二章 合理的な錯覚
第三章 帰納バイアスの構造と起源
第四章 人の振りみてわが振り学ぶ
第五章 よい質問とは
第六章 絶対に論破されない方法
第七章 パターンをみる
第八章 人は一貫しているか?
第九章 天翔けるティーポットと空飛ぶスパゲティモンスター
第一〇章 脳は節約上手
第一一章 言語を設計するには
第一二章 ランダムさを使う
第一三章

*本書は、Samuel Gershman, “What Makes Us Smart: The Computational Logic of Cognition,” Princeton University Press, 2021 の邦訳です。


【目次】

内容説明

人間は賢い。運動制御、知覚、予測、情報伝達、意思決定、推論…いずれにおいても他の動物や下手なAIより、遙かに優れている。でも私たちはいつも、思い込み、決めつけ、見落とし、取り違える。”愚かで賢い”人間の知性とは、いったい何なのか?この両義性の謎に、最新認知科学は驚くべき答えを示した。「認知バイアス」が、知性にとって原理的に不可欠だというのだ。ベイズ則という強力な理論的武器を駆使して、”脳という計算機”がいかに知り、判断し、行動するのかに迫る。人工知能が高度化したソーシャルメディアが人を動かす時代に必読!

目次

ヒトは賢いのだろうか?
合理的な錯覚
帰納バイアスの構造と起源
人の振りみてわが振り学ぶ
よい質問とは
絶対に論破されない方法
パターンをみる
人は一貫しているか?
天翔けるティーポットと空飛ぶスパゲティモンスター
脳は節約上手
言語を設計するには
ランダム性を使う
結論 何がヒトを賢くしているのか

著者等紹介

ガーシュマン,サミュエル[ガーシュマン,サミュエル] [Gershman,Samuel]
1985年生まれ。コロンビア大学にて神経科学・行動科学(B.A.)、プリンストン大学にて心理学・神経科学(Ph.D)を修める。マサチューセッツ工科大学の脳・認知科学科での博士研究員を経て、現在はハーバード大学心理学部教授、計算論的認知神経科学研究室主宰。計算論的認知神経科学を専門とし、学習、記憶、意思決定などを関心領域とする

高橋達二[タカハシタツジ]
1978年生まれ。神戸大学大学院博士後期課程修了。博士(理学)。専門は計算論的認知科学。ロンドン大学およびパリ第八大学訪問研究員、ドワンゴ人工知能研究所マネジャーなどを経て、東京電機大学教授

長谷川珈[ハセガワコウ]
1977年生まれ。東京大学文学部卒業。翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まゆまゆ

11
人間の認知はバイアスによって支配されていることを解説していく内容。自分が確固たる考えを持っていると思っていても、実は自分の行動を見て自分が行う推論から生じている。先入観のようなバイアスと効率を優先する近似バイアスによって脳は支配されている。そもそも人間に脳の中はランダム性があるが行動はランダムではない、と。2026/07/29

Go Extreme

1
知性=計算+事前確率(バイアス)🧠 純粋客観=学習不能→推論不可能🚫 計算資源限界→ヒューリスティクス(近道)=必須⚡ 賢さ⇔愚かさ:完全なる表裏一体の認知機構🔄 認知錯覚=生存最適化の必然的副産物⚠️ 絶対無謬-人間の有限性=無機質な機械🤖 有限な心+適切な偏り=現実を生き抜く叡智🦉 バイアス=悪の前提を覆す計算論的哲学💡2026/06/11

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