講談社選書メチエ<br> 徳川海上権力論

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講談社選書メチエ
徳川海上権力論

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  • サイズ 46判/ページ数 324p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065371411
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0321

出版社内容情報

◆近世は「水軍」が連れてきた!◆
緻密な実証とグローバルな視点による、最新研究の精華

徳川将軍家の権力・権威にとって、軍船は欠かすことのできないものだった。それはなぜか?
戦国の片隅の小勢力だった彼らが「将軍」という最強の盟主の地位に登り詰めたのは、海上軍事の力があってこそだったからだ。
水の上の視点から、中世から近世へと列島の権力構造が移りゆくさまをダイナミックかつ詳細に描き出す!

【本書の内容】
はじめに
序章 徳川権力にとって海上軍事とは何か
第一章 戦国大名・徳川氏と東海地域の水軍
第二章 徳川氏による水軍編成の本格化
第三章 豊臣政権の下で変容する徳川氏権力と水軍
第四章 水軍が支えた徳川権力の全国政権化
第五章 徳川家康の対ヨーロッパ貿易 「扇の要」向井政綱・忠勝父子
第六章 西国統治と「鎖国」 拡張する海上軍事体制
第七章 「水都」にして「軍都」=江戸
終章 東西ユーラシアの海上軍事と徳川権力

【登場する主要人物】
ウィリアム・アダムス(三浦按針)/ジョセフ・アダムス/天野景能/天野重房/石川重勝/石川政次/稲生重次/今村重長/今村正長/小笠原一庵/小笠原権之丞/小笠原忠真/小笠原長住/小笠原信元/小笠原信盛/小笠原広勝/小笠原広光/岡部貞綱/岡部長盛/岡部正綱/岡部元信/小浜景隆/小浜利隆/小浜広隆/小浜政精/小浜光隆/小浜守隆/小浜安隆/小浜嘉隆/角屋七郎次郎/九鬼守隆(友隆)/九鬼嘉隆/ヤコブ・ヤンスゾーン・ファン・クワケルナック/高力清長/榊原職直/ディエゴ・デ・サン・フランシスコ/清水政晴/清水政吉/千賀重親/千賀信親/千賀与五兵衛/曽我古祐/ルイス・ソテロ/竹中重義/竹本吉久/寺島斧之丞/ファン・テーリョ/藤堂高虎/戸川達安/戸田尊次/戸田忠次/戸田忠昌/戸田忠能/フランシスコ・モレノ・ドノソ/内藤家長/内藤政長/中島重次/中島重春/中島重好/中安種豊/乃美景継/長谷川長綱/長谷川藤正/長谷川藤広/支倉長経/服部左京亮/服部政光/花房正成/花房幸次/林茂右衛門/樋口淡路守/樋口関大夫/彦坂元正/セバスティアン・ビスカイノ/細井勝吉/堀内氏善/本多重次/本多忠勝/本多忠政/松平家清/松平家忠/松平家信/松平家広/松平清善/松平清宗/松平定勝/松平定綱/松平定房/松平定行/松平定頼/松平忠明/松平忠利/松平頼重/間宮高則/間宮信高/間宮長澄/間宮武兵衛/水野守信/溝口重長/向井忠勝/向井直宗/向井正方/向井正重/向井政綱/向井正俊/村上景広/森村重/ファン・バウティスタ・デ・モリナ/雄誉霊巌/ヤン・ヨーステン・ファン・ローデンステイン/ジョアン・ロドリゲス/渡辺織部/渡辺喜兵衛/渡辺弥一郎

内容説明

徳川将軍家において、軍船は重要な位置をしめていた。それは、戦国時代には村レベルの小勢力だった彼らをして「将軍」という最強の盟主たらしめたのが、騎馬軍団でも鉄砲隊でもなく、「水軍」だったからだ。海上軍事がもたらした徳川氏の成長の軌跡と中世的な列島の権力構造が近世のそれへと大転換する過程を、世界史的視点も交えてダイナミックかつ詳細に描き出す、唯一無二の戦国史研究!

目次

序章 徳川権力にとって海上軍事とは何か
第1章 戦国大名・徳川氏と東海地域の水軍
第2章 徳川氏による水軍編成の本格化
第3章 豊臣政権の下で変容する徳川氏権力と水軍
第4章 水軍が支えた徳川権力の全国政権化
第5章 徳川家康の対ヨーロッパ貿易―「扇の要」向井政綱・忠勝父子
第6章 西国統治と「鎖国」―拡張する海上軍事体制
第7章 「水都」にして「軍都」=江戸
終章 東西ユーラシアの海上軍事と徳川権力

著者等紹介

小川雄[オガワユウ]
1979年、神奈川県に生まれる。日本大学大学院文学研究科日本史専攻博士後期課程満期退学。現在、日本大学文理学部准教授。博士(文学)。専門は日本中近世移行期史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

127
家康が主人公の小説やドラマで陸戦は出るが、水軍を取り上げた例は知らない。しかし江戸幕府が日本の中央政権として初めて水軍を編成したのは、三河の一大名時代から徳川氏が浜名湖や駿河湾支配に苦心したからこそだった。関ケ原合戦前には九鬼水軍に伊勢志摩を攻略させ、大坂の陣でも水上戦や河口部制圧にあたるなど水陸一体作戦を有効に活用していた。しかし初期に活躍した幕府水軍も2百年の太平の世では将軍の船遊びに使われる程度で、黒船来航時には対抗できないほど弱体化してしまった。この苦い経験が、明治の富国強兵の原動力かもしれない。2024/11/07

MUNEKAZ

16
徳川水軍を真正面から扱った一冊。向井氏、小浜氏といった志摩海賊衆にルーツを持つ武田水軍を吸収し、西のような自立性の強い水軍ではなく、大名家と強く結びついた独自の水軍衆を築き上げた。小牧・長久手や関ヶ原での伊勢湾攻防戦、大坂の陣での活躍など、陸の合戦の裏に隠れた海の戦いも面白い。ただ太平の世が続くと、船手頭も水軍衆の家職ではなく、幕臣が就く出世の一階梯となっていく。水モノは維持管理のコストが膨大なだけに、武威ではなく仁政に力点が移れば、その陳腐化も宜なるかなというところ。2024/12/02

かんがく

7
ちょっと流石に専門的な内容過ぎて飛ばし読み。2025/05/19

アメヲトコ

7
2024年9月刊。戦国大名期から江戸幕府期までの徳川家の水軍の歴史をまとめた一冊。小牧・長久手や関ヶ原、大坂の陣などの著名な戦を水軍の側から読み解くところなどとくに面白いです。甲斐武田氏にはあまり水軍の印象がありませんでしたが、幕府船手の向井氏や小浜氏は元武田水軍だったのね。また伊勢神宮のイメージの強い山田奉行の水軍面での役割についての指摘も目から鱗で、これまで自分がいかに陸の視点に囚われていたかに気づかされます。欲を言えば情報量かなり豊富な一冊なので、きちんと出典を表記して欲しかったところ。2024/12/04

takao

3
徳川幕府や諸大名は江戸時代も水軍の編成を維持していた。2024/12/16

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