講談社学術文庫<br> 張騫―シルクロードの開拓者

個数:
電子版価格
¥1,265
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

講談社学術文庫
張騫―シルクロードの開拓者

  • 田川 純三【著】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 講談社(2024/09発売)
  • 【ウェブストア限定】サマー!ポイント5倍キャンペーン 対象商品(~7/21)※店舗受取は対象外,文庫・児童書 ポイント2倍キャンペーン対象商品(8/24まで)
  • ポイント 66pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月20日 12時41分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065371008
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0122

出版社内容情報

武帝から西域出使の命を受け、未知なる国へと出立した張騫(ちょうけん)(?-前114)。13年もの旅を経て帰国後、下級官僚から大中大夫への大昇進、失態から死罪宣告されるも、並ぶ者なき唯一の「西域専門家」として復権を遂げる――! 文化・物資の東西交流の大道を築いた英雄の波瀾万丈な出使記録と、シルクロード開通の功績を丹念に考察。
NHKの名番組「シルクロード」(1981)(1985)、「大黄河」(1986)を手がけたNHKプロデューサーにして中国文学研究者が、軽やかな筆致で描写。知られざる張騫の生涯と功績から、中国視点でのシルクロードを活写する。

本書の原本は1991年9月、筑摩書房 ちくまライブラリーより刊行されました。

目次
プロローグ 天の河へ行った男 語り継がれる張騫
第一章 張騫登場の背景
匈奴の馬蹄に戦く漢王朝
耳よりな情報と武帝の経略
奇特な応募者張騫――出身と時代風潮

第二章 第一次張騫出使―経過と成果
拘留十年、節を通す
はじめて飲んだ葡萄酒――パミールを越えて
13年目の帰国と報告

第三章 第二次張騫出使――経過と成果
不倒翁の面目
烏孫内属
広がる波紋・張騫効果

第四章 人跡たえぬ流砂の道
葡萄・珍宝そして音楽――西域から漢へ
汗血馬来る――李広利の大宛遠征
絹の威光と穿井法――漢から西域へ

第五章 張騫につづくもの――西域経営の功労者
烏孫の「女王」解憂公主
最初の西域都護――鄭吉
虎穴に入らずんば虎子を得ず――西域に殉じた班超

エピローグ 墓前に思う
解 説   井上文則(早稲田大学教授)

内容説明

武帝から西域出使の命を受け、未知なる国へと出立した張騫(?‐前一一四)。13年もの旅を経て帰国後、下級官僚から大中大夫への大昇進、失態から死罪宣告されるも、並ぶ者なき唯一の「西域専門家」として復権を遂げる―!文化・物資の東西交流の大道を築いた英雄の波瀾万丈な出使記録と、シルクロード開通の功績を丹念に辿る。

目次

プロローグ 天の河へ行った男―語りつがれる張騫
第1章 張騫登場の背景
第2章 第一次張騫出使―経過と成果
第3章 第二次張騫出使―経過と成果
第4章 人跡たえぬ流砂の道
第5章 張騫につづくもの―西域経営の功労者
エピローグ 墓前に思う

著者等紹介

田川純三[タガワジュンゾウ]
1934‐1993年。東京生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業。1959年、NHK入局。中国関連番組を多数手がけ、「シルクロード」「大黄河」のチーフディレクターを務める。1989年、退局。都立大学、NHK学園などで中国文化史、中国文学の教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

9
張騫の生涯だけでなく、広くその後人たちの事跡や漢の西域経営についてまとめる。著者がNHKの『シルクロード』のチーフディレクターということで、所々で現地の体験についても触れられるが、本編よりそちらの方がおもしろい。後人たちについては烏孫公主、解憂公主など女性たちの活躍についても紹介されている。 2024/09/20

すいか

4
前漢武帝の時代に内陸アジアに派遣されシルクロードを開いたことで知られる張騫の功績と、その後継者たちの事績を紹介するが、何と言っても著者がNHK特集「シルクロード」の取材で実際に現地を踏破しているだけあって、張騫の旅した内陸アジアの自然の過酷さがリアルに感じられるのが強い。エピローグの張騫の墓を詣でた場面が一層胸に迫る。二人の和蕃公主の鮮やかな対比、異国の地に馴染めないまま死んでいった烏孫公主の心情の方に思いを寄せてしまう。2024/10/23

ポルターガイスト

2
武帝・張騫らの列伝的要素,筆者自らのシルクロード発掘体験,張騫以後の西域経営にまで触れられていてけっこう視野が広い。読み物としても面白かったと思う。2025/06/17

hirokazu

2
中国漢代,西域との道,今のシルクロードを拓いた張騫について。NHKの『シルクロード』(今でもNHKオンデマンドで見られますよ!)に同行した著者だけに,臨場感たっぷりに当時の西域行について書かれています。学術文庫なのでお堅いかもと思いつつ,とても読みやすいです。未開の地へ赴き苦難に遭いつつも,信を通し,遥かな地を踏破し道を拓いた男の生涯は,2000年を経た現代でも,心をうちます。我々が今享受している物質的幸福も,言ってしまえばここから来ているのかも。2024/11/10

Go Extreme

2
張騫登場の背景: 匈奴の馬蹄に戦く漢王朝 耳よりな情報と武帝の経略 奇特な応募者張騫―出身と時代風潮 第一次張騫出使―経過と成果: 拘留十年・節を通す はじめて飲んだ葡萄酒 13年目の帰国と報告 第二次張騫出使―経過と成果: 不倒翁の面目 烏孫内属 広がる波紋・張騫効果 人跡たえぬ流砂の道: 葡萄・珍宝そして音楽―西域→漢 汗血馬来る―李広利の大宛遠征 絹の威光と穿井法―漢→西域 張騫につづくもの―西域経営の功労者 烏孫の女王解憂公主 最初の西域都護―鄭吉 虎穴に入らずんば虎子を得ず―西域に殉じた班超2024/10/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22106062
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品