出版社内容情報
全米で絶大な人気を誇るパトリシア・コーンウェルの大ベストセラー「検屍官」シリーズ26作目。累計1300万部突破シリーズ待望の最新刊!
内容説明
被害者に接触することなく命を奪ったのはマイクロ波の照射だとスカーペッタは見抜く。だが続いて付近から、縛られ喉をかき切られた死体が見つかる。さらにこれらの事件の背後にはテロ組織による大統領暗殺計画があった。彼女は抗議の声や身内からの裏切りを受けながらも、複雑な事態の根源を探ろうとする。
著者等紹介
コーンウェル,パトリシア[コーンウェル,パトリシア] [Cornwell,Patricia]
マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説家デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に
池田真紀子[イケダマキコ]
1966年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
25
2022年10月刊のLividを翻訳して2024年12月講談社文庫刊。シリーズ26作目。下巻。事件の謎解きよりもケイの置かれた状況がショッキング過ぎる。こんなデタラメな人たちがいるのだろうか。爽快感はなく、後味の悪さだけが残る。作者もディープステートや分断があたりまえとなった社会を憂いているのかも。2025/02/28
coldsurgeon
7
検死官ケイ・スカーペッタが活躍するシリーズ最新作の後編。前代未聞の殺害方法が、過去の事件にも、関わっていた可能性が出てきて、話は別な方向へ急展開する。陰謀が渦巻く中での科学捜査は、困難を極め、すんなりと解決の道は生まれないが、最後は、伏線がおおむね回収され、それなりにまとまり、終了となる。でも、物足りなさが残る。2025/01/13
ヒサヒサ
6
相変わらず結構です。はずれはないです。2025/04/29
yuri
3
今作は、割と素直に読めました。 殺人方法はほんとにそんなことできるの?と思ったりもしましたが、あり得ない話でもないし。 検視官(監察医?)としてのケイも楽しめました。 ここのところケイのお金持ち自慢大会的なお話ばかりでちょっとうんざりしかけてましたが、この作品はそこまでひどくなかったです。 それにしても毎回ケイは死にかけるよね。と思ったり。 まあ、次も買っちゃうんだろうな。2025/05/11
冬薔薇
3
やっと遺体が搬送される中第二の殺人発見。事件の解決はあっさり展開、悪はさらりと流し詳細がない。ケイの仲間達だけが印象に残る。インパクト軽めの下巻。でも次作も手に取ってしまう、やめられない。2025/03/11