出版社内容情報
この町で暮らす。聴く。観る。読む。歌う。
生活の中で小さな小さな奇跡が連鎖して、
錦久家の日常がリズミカルに彩られていく。
寝て起きて食べて笑って喋って想う。
We are ファミリー・ザ・キンクス!
「コミックDAYS」毎月第4日曜正午の更新のたびにSNSが興奮のるつぼと化す榎本俊二の集大成連載『ザ・キンクス』、熱い反響にお応えして第2巻も刊行!
紙の単行本は変わらずワイド判でお届けします。電子書籍で入念な描き込みの細部を観察するのも楽しいかも知れません。
人間の根源を揺さぶり肯定する「家族」コメディ、楽しみ方は自由です。
他の何物でも代替できない、漫画だから可能になった祝福を、ぜひ堪能してください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
13
榎本俊二さんの上品家族漫画、2巻がとうとう出ました。もはやなんと形容したら良いのか、シチュエーション・コメディが一番無難に全体像を表してるが、毎回兎に角変なこだわりが爆発。9話なんて、息子の寸助は、精○分○病になってますね。10話では意味論と戯れ超難題を出されるし、一番好きな14話では主人公の小説のファンである、女王キャラ算沢課長の登場、冷ややかな瞳の虜になりました、再登場を熱望します。自堕落で陰キャなママは相変わらず。毎回のタイトルバックの扉絵が見てるだけで変に凝ってて楽しすー。今回も真面目に変でした。2024/09/27
hibimoriSitaro
4
ReaderStore。新しい日常マンガ。元もと無駄ゴマのない作家だったのがますます先鋭化しているようだ。加えて大ゴマの斬新さが目を引く。白眉は映画館の描写である。ありふれた事件が次のページで破滅していそうなのにちゃんと日常枠に収まって穏便に終わる。これではうんこやちんこはチョット…と顔を背けていた上品な読み手までが絶賛してしまう。⏎ところで映画館のL10-11席はみちろうと葛原さんではないか。L9が剛介のはずはないが「えの素」とパラレルのアナザ剛介かもしれない。と思ったらあとがきで作者が侵入を防いでた。2024/10/11
ドント
4
本当にすごい。世界で一番、奇才と呼ぶにふさわしい男・榎本俊二によるちょっとだけヘンテコなファミリーマンガその2巻。下ネタや異様世界を封印した結果、達人とか仙人レベルの人がこう、「スッ」と、「サッ」と、とんでもない動きを見せてくれるというような凄味と感動が満ち溢れている。マンガってまだまだいろんなことができて、いろんな形で読者を楽しませて、多彩に幸せにしてくれるんだな、と心底思わせてくれる作品です。2024/09/23
アキ
3
第15話「カラフルポン太」のラスト手前の見開きはすごい。これを見るためだけに購入しても損はない。2025/02/09
かやま
3
いつ見ても惚れ惚れする絵。ずっと見ていられる。シモに行っても行かなくても良い。大阪でやってた原画展行きたかったなあ。2024/10/18