出版社内容情報
時空をこえて結びつく二人。
いま読みたいファンタジー。
華麗な世界観で大反響!
『杜ノ国の神隠し』『杜ノ国の囁く神』に続く、
「杜ノ国」シリーズ最新作
真織は不死身となって神に近づいていく自分に戸惑いながらも、人に近づこうとするかつての神王・玉響との結びつきを強めていく。
豊穣をもたらす女神とその声をきく神王が祭政の中心をなす杜ノ国で、政権転覆を企む神領諸氏は水ノ宮を急襲、新しい神王をさらう。
古代和風ファンタジー新章。
〈文庫書下ろし〉
内容説明
真織は不死身となって神に近づいていく自分に戸惑いながらも、人に近づこうとするかつての神王・玉響との結びつきを強めていく。豊穣をもたらす女神とその声をきく神王が祭政の中心をなす杜ノ国で、政権転覆をたくらむ神領諸氏は水ノ宮を急襲、新しい神王を攫う。古代和風ファンタジー新章。(文庫書下ろし)
著者等紹介
円堂豆子[エンドウマメコ]
第4回カクヨムWeb小説コンテストキャラクター文芸部門特別賞を『雲神様の箱』にて受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さつき
47
なかなか怒涛な展開でした。真織と玉響の関係も変化していくようで、次巻が楽しみです。2024/11/13
よっち
26
豊穣をもたらす女神とその声をきく神王が祭政の中心をなす杜ノ国。政権転覆を企む神領諸氏が水ノ宮を急襲して、新しい神王・流天をさらう第3弾。不死身となって神に近づいていく自分に戸惑いながらも、人に近づこうとするかつての神王・玉響との結びつきを強めていく真織。そんな2人が代々神宮守を担ってきた卜羽巳氏と神領諸氏の抗争に巻き込まれていく展開で、神領諸氏内でも一部で胡散臭い存在と思われていた真織を、人に近づきつつある玉響が意外なしたたかさで支えて、話し合いで新たな流れを作り出していく結末には確かな希望を感じました。2024/09/15
色素薄い系
5
面白かったです。玉響の成長が著しいですね。最初真織に命を返せとか言って追いかけて来たのにね、と思いましたよ。そんな反発していた彼が今では真織が人でいる為の楔という関係性よ。人間側と神側の思惑は当然違うので女神が何を理由に真織を神王に望んでいるのかは不明なままですが何らかの変革をもたらす者として期待されているのでしょうか。一時的な神王と神宮守となった2人に次回何が起きるのか。楽しみです。2024/10/10
いずみ
4
3作目。新キャラ続々登場。 恵みを受けて当然だという態度はよくないみたいな、現代日本へ向けてのメッセージでもある… 使えなくなるスマホ。一方、土木で現代の道具があれば、と思いつつも千紗杜の人々の力で水路をつくりあげるなど、機械や人工知能によって生活している現代と、自然とともに生きる杜ノ国との対比がテーマのひとつだったのか〜と今更ながら思い至った。 幼い子どもの純粋さもありつつ、成長して凛々しさと逞しさが増していった玉響にちょっとドキドキ。 4作目も発売されたらしいので買いに行こう。 2024/12/06
宇治金時
2
シリーズ三作目。ヒロインちゃんなかなかの超人。曖昧な終わりで続きあるのかな?2024/10/14