講談社学術文庫<br> 拷問と処刑の西洋史

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講談社学術文庫
拷問と処刑の西洋史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065366783
  • NDC分類 322.3
  • Cコード C0122

出版社内容情報

啓蒙主義と人権思想を生んだヨーロッパの「光」の歴史の裏には、数多の人間を血祭りに上げてきた、陰惨たる「闇」の系譜があった! 火刑、斬首、車裂き……親指詰め、ハシゴ吊るし、「スペインのブーツ」……王殺しや異端審問、魔女裁判を通して発明された拷問と処刑のシステムを、社会の秩序回復と体制強化のための非人間的な権力装置として読む、異色にして出色の文化史。

【目次】
序 章 ヨーロッパ史の光と影
第一章 王殺しの記憶
第二章 異端審問と「死の祭典」
第三章 魔女裁判の歴史
第四章 拷問という権力装置
第五章 裁判と処刑の実態
終 章 ヨーロッパ史の闇の系譜
あとがき
処刑関係略史
参考文献
学術文庫版へのあとがき

【本書の主なトピック】
●15分で失神……究極の拷問具「ボック」とは?
●斬首、絞首、火刑、生き埋め、車裂き……最も重い刑罰は何?
●水審……沈んだら「無罪」、浮いたら「魔女」確定
●映画やメルヘンにも登場、「鉄の処女」伝説の虚実
●マリー・アントワネットの母作成、「拷問図説マニュアル」
●太陽王ルイ14世の治世を脅かした「パリの黒ミサ事件」
●舌を抜いたらおいくら? 拷問と処刑のお値段

内容説明

啓蒙と人権思想を生んだヨーロッパの「光」の歴史の裏には、数多の人間を血祭りに上げてきた、陰惨たる「闇」の系譜があった!火刑、車裂き、ロウソク責め、「スペインのブーツ」…王殺しや異端審問、魔女裁判を通して発明された拷問と処刑のシステムを、社会の秩序回復と体制強化のための非人間的な権力装置として読む、異色にして出色の文化史。

目次

序章 ヨーロッパ史の光と影
第1章 王殺しの記憶
第2章 異端審問と「死の祭典」
第3章 魔女裁判の仕組み
第4章 拷問という権力装置
第5章 裁判と処刑の実態
終章 ヨーロッパ史の闇の系譜

著者等紹介

浜本隆志[ハマモトタカシ]
1944年香川県生まれ。関西大学名誉教授。専攻はドイツ文化論・比較文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

62
2007年に新潮選書で出ていた本を一部増補したもの。多くの図版を用いて中世ヨーロッパの拷問や処刑の方法と、その意味を説き明かしていく。一部先日読んだ『魔女狩りのヨーロッパ史』に通じる部分もある。現存する鉄の処女が実は19世紀以降に作られたイミテーションだとか、興味深い話も多い。また、マリア・テレジア法に詳細な拷問のやり方が図解されていることにも驚いた。何より本書が優れているのは、カタルシスという概念を用いて処刑の意味合いをきちんと位置づけていること。文庫版のあとがきに見事に整理されている。良書と思う。2024/08/11

青柳

5
中世ヨーロッパの拷問と処刑を主に民俗学の観点から解説しています。拷問・処刑に至るまでのプロセスを当時の社会背景を絡めたうえで解説しており分かりやすかったです。各種拷問や処刑方法に関しても図説付きで解説されており、イメージしやすくなっています。アイアンメイデンが実際には使われなかったということで話題を集めた本書。聖マリアへの涜神、キリスト教徒異端への改宗に重きを置いていたという点を踏まえると、確かに現実的ではないなと理詰めで考えさせられました。中世民俗への造詣を深めたい方にオススメしたい一冊です。2025/03/03

倉屋敷??

2
西洋史の中での拷問と処刑を真面目に書いた本。 異端審問と魔女狩りでの裁判の中身の違いや、動物裁判の話も面白かったなー。あと処刑人の話も。2025/05/21

stray sheep

2
変な感興にそそられて買ったものの読むモチベーションがいまいち湧かず苦しいなあと思いながら歩みを進めていたが、通読してみると必ずしも下卑た関心に基づいた書物ではなく、むしろ一貫した社会学的視点から書かれていることが明らかに。2024/12/17

みどお

2
西洋史とあるだけにできるだけ資料を提示した、ネタ枠ではない本という紹介を見て購入。確かに処刑、拷問の手法は紹介されてるけどそれがどこから始まり、どういった経緯で進められて近代に向かったのか、と各種資料などを含めて紹介されていて興味深かった(帯は残虐推し本のようで内容にそぐわないなと感じた) もしかしたら現代の刑罰も数百年後に「経年劣化する証拠を元にするなんでなんで野蛮なんだ」とか言われてるかもしれないなー。ヴラド公とか、近年ネガキャンの結果ではとか言われてる人物を例に挙げてるのはちょっと首を傾げるかな2024/10/13

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