出版社内容情報
あなたの短歌に胸を撃ち抜かれる準備はできている。人気歌人の思考回路を明かし、投稿者と腕を磨きあう。
全く新しい短歌エッセイ
入部希望殺到の好評連載、「群像短歌部」待望の単行本化!
選歌+講評+競作による
すごい一首の解体新書
短歌の詠み/読みの補助線を引く
短歌部発足にあたって
1.テーマを決めて短歌を募集。僕もみなさんと同じテーマで短歌をつくります。
2.採用歌のなにが「すごい」のかを言語化します。
3.僕の短歌の発想→推敲→完成までを詳細に記録します。
4.選者として、プレーヤーとして、腕を磨きながら投稿の場を楽しみます。
内容説明
選歌+講評+競作によるすごい一首の解体新書。入部希望殺到の好評連載、「群像短歌部」待望の単行本化。
目次
「群れ」
「夏」
「気になるスキマ」
「虫」
「ゆがむ」
「ヘビロテ」
「休む」
「ガム」
「3/サン/さん」
「やがて」
「車窓」
「ふわふわ」
著者等紹介
木下龍也[キノシタタツヤ]
1988年山口県生まれ。歌人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
44
改めて言葉の持つ力を感じざるを得ない。一つの言葉、二つの言葉の響きあい。それらがつながった場合の姿。ただ、そこに近づく自分自身の感性が・・・と、思ってしまう。だからと言って、そこで立ち止まるのではなく、言葉に関心を持ち続けたい。2025/03/11
*+:。.もも.。:+*
19
募集したお題に評をつけて最後に著者の作品を載せるプレバト形式。うんうんわかるよ~その気持ちというのもあれば解説を読まないと理解できない歌もあり幅が広い。ちょっと艶っぽい短歌が入ってるとフフっとなる。自身の短歌を推敲して仕上げていくところが書かれてるのがメイキング映像みたいでいい。詩集はじっくり読めないんだけど短歌は大丈夫なのは「言葉の園のお菓子番」のおかげかな。2025/01/17
たいちーらぶ
9
投稿された短歌について木下さんが講評、添削ではなく素晴らしさを解説してくれるところが良い。短歌を詠んで「素晴らしい」と感じることはあっても、その気持ちを言葉にするのは難しい。でも木下さんが読み解き言語化した「素晴らしい」こそ素晴らしいものだった。同テーマで詠んだ木下さんの短歌は、産みの苦しみが見える化された推敲の過程や、短歌に寄せる思いが綴られていて、脳内をこんなに曝け出していいのかと…でもありがたい気持ちでいっぱいになった。お気に入りは「老犬がドアにもたれてねむるから父は今夜も長風呂となる」なんか優しい2025/01/10
garyou
7
歌集や句集にはひたすら短歌や俳句が連ねられていて、「これはどう読んだらいいのだろう」と悩むこともしばしばだ。勿論なんだかよくわからなくても「なんとなく、これ、好き」でいい。でもこの本の木下龍也のようにちゃんとことばにしてもらえると短歌や俳句の楽しみ方の一端がわかるような気がする。当然木下龍也の読みなわけで読者ひとりひとりの読みが別にあるわけだが、手引きがあるのはありがたい。2024/12/13
あつ子🐈⬛
6
「スピッツが 歌っていない 感情を 私が感じる はずがないだろ」 #山田桃子
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