メタバースの哲学

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065363577
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0010

出版社内容情報

「ここではないどこか」を求めて――。

単なるバズワードでは終わらない、既に側にある革命的技術・メタバース。
私たちは何を求め、何を叶えようとしているのか。
「人間」と「現実」の関係を問い直すことで見えてくる、未来の正体。

哲学的視点から光をあてなおす、「今さら」ではない、まったく新しいメタバース論。


メタバースは、「もう一つの現実」なのか?
メタバースにおける「私」は、物理空間の「私」と同一なのか?
メタバースにおいて、「他者」との関係性はどうなるのか?
メタバースにおいて、人間同士の共同体は成立しうるのか?
メタバースは、現実世界とどう関わっていくのだろうか?

哲学的「問い」が導く答え――メタバースとは、何なのか?

内容説明

「ここではないどこか」を求めて―。単なるバズワードでは終わらない、既に側にある革命的技術・メタバース。私たちは何を求め、何を叶えようとしているのか。「人間」と「現実」の関係を問い直すことで見えてくる、未来の正体。哲学的視点から光をあてなおす、「今さら」ではない、まったく新しいメタバース論。

目次

第1章 メタバースとは何か
第2章 メタバースとリアリティ
第3章 メタバースとアイデンティティ
第4章 メタバースとジェンダー
第5章 メタバースにおける身体
第6章 メタバースと共同体
第7章 メタバースと歴史
第8章 メタバースと統治

著者等紹介

戸谷洋志[トヤヒロシ]
1988年東京都生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。法政大学文学部哲学科卒業後、大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は哲学、倫理学。ドイツ現代思想研究を起点に、社会におけるテクノロジーをめぐる倫理のあり方を探究する傍ら、「哲学カフェ」の実践などを通じて、社会に開かれた対話の場を提案している。2015年に論文「原子力をめぐる哲学 ドイツ現代思想を中心に」で第31回暁烏敏賞を、2021年に『原子力の哲学』で第41回エネルギーフォーラム賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ああああ

3
メタバースと物理空間の融合は、そこに存在する事物の歴史性を感じることを、私たちから妨げるだろう。それによって、私たちは、共同体の成員が、同じ事物を多様な観点か眺めているというリアリティを感じられなくなっていくだろう。その帰結として立ち現れるのは、「私」以外の世界の眺め方を許容できなくなる態度、物事に対する視点の多様性を拒絶する態度に他ならないだろう。 このような仕方で、仮想空間と物理空間の融合は、ポストトゥルース的な状況を深刻化させるだろう。他方において、2024/11/19

読書家さん#FL2llz

1
かなり面白かった。 人は閉塞的な現実からの解放を目的にメタバースを利用する。 男女問わずメタバースを利用している人の8割が女性アバターを利用しているようだ。 これは女性の方が自分の意見を述べやすく、感情を表に出しやすいという現実世界のジェンダーを反映している。もっというと現実の女性ではなく、アニメキャラなどの女性をイメージされるようだ。  メタバース上ではコミュニティができ得ないという話も面白い。多面的に物事を見れることがコミュニティの条件であり、簡単に「チェンジ」ができるメタバース上では成り立ち得ない2024/11/23

夏みかん

1
メタバースやVRって思ってたほど全然身近にならない!って感じなんだけど、それをテーマにあれこれ考えたことが綴られたこの本は面白かった。この方の著書では以前読んだスマートな悪も分かり易くて面白かったので、中高生にとてもおすすめ。2025/03/10

蕎麦

1
リアリティ、アイデンティティ、共同体、歴史などをキーワードに、メタバースとは何かを探索している。同時に、私達はどうやって世界を認識しているのかという根源的な主題に迫っている。 現実世界、物理世界とは別に存在する新しい場所としての「メタバース」に対する態度は、個人によって大きく違いがあるのが現状だと思う。SNSで出会った彼氏とのLINEコミュニケーションに夢中になっている女子高生にとっては、メタバースなど関心外だろう。2024/11/13

小便小僧

0
率直に、物理空間を生きる「私」とメタバースにおける交換可能な「私」を当価値のものとして扱えるのかどうか。仮想空間やそこに存在するものは、あくまで物理的現実を参照した上で成立するものである。したがってメタバースにおけるあれこれは物理的現実のミメーシスでしかありえない。とすれば(本論でもペルソナの概念が引用されるように)多様な「私」を生きる〈私〉を想定せざるをえないのではないか。この〈私〉の不確実性は本書でも言及されているが、メタバースというもの自体が不確実な〈私〉を不可避的に抱え込むものであるように思う。2025/04/09

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