ふつうの家族

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  • サイズ 46判/ページ数 472p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065363348
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大停電の夜、
玄関で倒れていた見知らぬ青年。
意識朦朧の彼は何者なのか? 
招き入れたのは誰? 
桜石一家には、全員裏がある。
「あなた」も「私」も、みんな嘘をついている。

「ふつうの家族」に隠された秘密。暗闇の中、照らし出される「過去の記憶」。

湘南の地に一戸建てを構える桜(さくら)石(いし)家。何か特別なところがあるわけではない、絵に描いたような「ふつうの家族」の、はずだった。ある嵐の夜、桜石家に現れたのは一人の若い男。高熱をだして倒れ込んでいた男は家族の誰かが引き入れたに違いない。誰が、なんのためにこんなことをしたのか? 家族が互いに疑念を募らせていくうちに、それぞれ家族には言えなかった「秘密」があぶり出されていく――。

四国新聞、大分合同新聞、愛媛新聞、神奈川新聞、千葉日報、沖縄タイムス、山梨日日新聞、秋田魁新報、北日本新聞、福井新聞に連載され、多くの読者の心をつかんだ、令和の家族のカタチ。
読み終えたとき、あなたも私も、みんな家族に秘密を打ち明けたくなる!



【目次】

内容説明

湘南の地に一戸建てを構える桜石家。何か特別なところがあるわけではない、絵に描いたような「ふつうの家族」の、はずだった。ある嵐の夜、桜石家に現れたのは一人の若い男。高熱をだして倒れ込んでいた男は家族の誰かが引き入れたに違いない。誰が、なんのためにこんなことをしたのか?家族が互いに疑念を募らせていくうちに、それぞれ家族には言えなかった「秘密」があぶり出されていく―。

著者等紹介

辻堂ゆめ[ツジドウユメ]
1992年神奈川県生まれ。東京大学卒。2014年「夢のトビラは泉の中に」が第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞に選ばれ、翌年同作を改題した『いなくなった私へ』でデビュー。’21年、『十の輪をくぐる』で第42回吉川英治文学新人賞候補となる。’22年、『トリカゴ』で第24回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

256
辻堂 ゆめは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 本書は、普通の様で、ふつうでない家族小説、新聞小説のせいか、少し冗長に感じました。 https://www.kodansha.co.jp/book/products/00003952762026/05/05

パトラッシュ

236
辻堂ゆめ版『岸辺のアルバム』か。幸福そうな桜石家だが、家族はそれぞれ問題を抱えていた。夫と息子は社会人として行き詰まり、妻と娘は恋愛絡みの心の揺れに悩む。大嵐で停電した夜に4人が集まった家に、見も知らぬ青年が倒れ込んできた。思わぬ事態を契機に彼らは来し方を振り返り、これまでの生き方は正しかったのか考え直していく。一夜の出来事に集約されているため不倫も性被害も自宅崩壊もなくイヤミスでもないが、隣家のヤシの木が家を壊す直前に食い止める姿は、普通の家族を知らなかった謎の青年が本当の普通をもたらした逆説なのかも。2026/04/20

いつでも母さん

164
家族全員に裏があるっていうほどの裏じゃない(と私は思う)嘘っていうほどの噓でもないと思う。だって優しいもの。嵐の大停電の夜、玄関で倒れていた青年は誰?そこから「ふつうの家族」・桜石家4人家族のそれぞれが抱えている問題が浮かび上がって物語は進むのだが、終盤に明らかになる青年・広中湊斗の告白が切ない。湊斗が憧れる「ふつうの家族」は実に「ふつうの家族」でそれを辻堂さんが丁寧に紡いで飽きさせない。ちょっとまとまりすぎ感も否めないが(当方比)新聞掲載ということで納得しちゃう。2026/04/16

タックン

151
暴風雨の最中、ふつうの家族に侵入者が現れる。侵入者は誰か?エリート猛烈営業マンの父・和則、名門大から総合職で広告代理店に入社し主婦になる母・冴子、鉄道会社に地域職入社する息子・海、子供の頃から大学までずっと体操を続けてる娘・舞花。ふつうの家族でもそれぞれ家族には知られたくない過去や秘密はあって、なぜか4人とも侵入者に見覚えがあって。侵入者の真相がわかりその伏線の回収と4人の見覚えが1つの線に繋がる様は見事だった。侵入者・ミナトが侵入した理由と境遇が悲しい。ミナトが憧れるこの家族はほんと健全な家族でした。2026/05/23

しんたろー

137
「ふつう」は人によって定義が異なるから、押し付けられるのは嫌いだが「辻堂さんは『ふつうの家族』をどう描く?」と題名に惹かれた。なるほど、何処にでも居そうな4人家族(父、母、息子、娘)を上手く描き分けていて、各々の心情に乗れる(特に世代が同じ「昭和オジサン」の父)。台風の夜に得体の知れない青年を放り込むことと、家族に言えない秘密を抱える4人の織り成すサスペンスで舞台劇のような味わいで楽しく読めた。とは言え、新聞掲載だった為か、他作品のような著者らしい毒や鋭さは感じず、469頁も少々冗長に感じたのが残念! 2026/06/14

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