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出版社内容情報
『その世界はどうすれば幸せに満ちるんだろう』
女子大生の雪は、聴覚障がいがあって耳が聞こえない自分にも動じることなく自然に接してくれる大学の先輩・逸臣に惹かれ、好きになる。
付き合い始めてからも何かと大切にしてくれる逸臣。彼の新たな面を知るたびに、もっと好きになる雪。
ついにふたりの同棲生活が始まり、さらに関係性は深まっていく。
そんな中、心に触発された桜志は…!?
そして逸臣がこれまで抱えてきた想いを打ち明ける…!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
22
桜志、雪の事を大切に思ってるのにやることが不器用過ぎる。小学生男子のレベルから、成長出来てないよ…。友達もいるし、これからだね。逸臣君は小さい頃から世界に目を向けていたのね。日本だって貧困で困ってる子供は沢山いるから、日本に留まって出来ることも沢山あるはず。だから、不安になることは無いと思いたい。2024/08/12
小夜風
14
【所蔵】アニメ化を経てからの11巻で何だかとても久しぶりに感じた。桜志くんの想いと逸臣くんの過去の話、どちらもじんわり胸に沁みた。逸臣くんみたいな大きな人が、雪ちゃんみたいな存在に気づけるものなのか、そして好きになれるものなのか、とても不思議に感じた。子ども桜志の「手話覚えてないし」って手話で言ってるの可愛過ぎ。みんな優しいなぁ。優しい世界観過ぎて何か嫌なことが起こるんじゃないかとハラハラするような気持ちだったんだけど、ここまで来たらもう大丈夫な気がしてきた。でも逸臣くん、やっぱり大き過ぎるよ、いろいろ。2024/07/19
ささきち
11
今回は野郎の過去話であったんだけど・・・ぶっちゃけどうでもよかったかな。桜志という負け犬さんが今更その過去話されてどうしろと?としか思えなくてな~15年間いくらでも雪の恋人になれたかもしれないエピを盛りに盛りまくった所でただのバカじゃないですか!で終わるやん?雪のことが好きなのに普通に別の女子と付き合ってるしもうそっちで幸せになっておけよ。そんで逸臣が隠していた子供時代の話は・・・こっちもこっちでそうなんですねーとしか思えないというか良くてマセガキだったんですね?くらいですよ。もっと身内に不幸があったとか2024/10/08
pugyu
9
逸臣さんの指のタトゥーは決意だったんだね。子供のころに途上国を旅するのってどうなのかな、と思うけど、世界を見る目を養えるし、逸臣さんにとっては人生の指針を得たようなものだ。自分たちがのうのうと暮らしている同じ時間で苦しんでいる人が世界にはたくさんいると思うとつらくなる。逸臣さんのように行動できる人はなかなかいないよ。2024/09/23
かなっち
6
同棲も落ち着き、逸臣君の過去や想いが明らかになって、ドキドキ必須な第11巻。2人だけの、湖のような深さと静けさの愛情にキュンキュンするのは…言うまでもありません。人とは違う生き方をしてきたから出会って恋に堕ちたのだと、恋人になるのは必須だったのだとストンと納得できました。一方、過去の自分に一人胸を痛めている桜志君の想いに、切なくなりっぱなしです。そんな彼が2人を呼び出して、一体何をするのでしょうか。ドキドキしつつも、次巻が既に待ち遠しいですね。2024/08/18