わたしと日産―巨大自動車産業の光と影

個数:
電子版価格
¥891
  • 電子版あり

わたしと日産―巨大自動車産業の光と影

  • ウェブストアに12冊在庫がございます。(2025年08月10日 10時23分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065360590
  • NDC分類 537.067
  • Cコード C0034

出版社内容情報

■衝撃の回顧録、ついに刊行! 高度成長、バブル、経営危機、V字回復、そしてゴーン逮捕──ゴーン会長のもと、日産社長を務めた男はそのとき何を考えていたのか? 赤裸々に明かされる白熱の手記。グローバル化の渦中にいる全ビジネスマン必携の書。

■歴史学者・磯田道史氏推薦
「日産の歴史的経験を未来の道しるべに。本書の姿勢に心打たれた」

■国際化に翻弄される巨大企業に何が起こっていたのか?
──面接兼挨拶の日、私は日産本社(当時は東銀座)の十五階にあるゴーンCEOの執務室に呼ばれた。
 会議机をはさんで、私の前に腰を下ろしたゴーンは世間話や抽象的な話などは全部すっ飛ばし、いきなりこう切り出した。
「オーケー、サイカワサン。購買部にとって重要なのはコストダウンの目標を達成することだ。進み具合はどうなっている?」(本文より)
【本書の内容】
ゴーンとやりあい、マクロンに歯向かった日本人サラリーマン。彼が目撃した巨大産業「もうひとつの戦後史」
▼第一章 不正発覚
ゴーンと私は「対立関係」にあったのか/不正を知ったあの日のこと/検察からの口止め/ゴーンと交わした会話/逮捕までのメール/夜の記者会見
▼第二章 ゴーン事件とは何だったか
不正行為の実態/水面下で行われた工作/私に向けられた批判
▼第三章 「非主流」のサラリーマン
祖父との因縁/入社した一九七七年という年/入社式に「塩路会長が来られる」/購買部門に配属されて/「ケイレツ」の重さ
▼第四章 海外へ
英語で仕事をするということ/「ジャップ、ゴー・ホーム」/バブル景気に浮かれる日本に戻って/秘書課に勤務
▼第五章 ルノーの救済
ゴーンとの出会い/辻さんに言われたこと/ルノー幹部の雰囲気/日産リバイバルプラン/単身赴任をとりやめて/ルノーとの共同購買/内なる国際化へのハードル/日本人社員とは飲まない!/聞き上手の上司・ゴーン
▼第六章 ゴーンの変質
ゴーン、ルノーCEOに/ケリーの人事/ペラタ氏のリーダーシップ/ルノーにおけるゴーン/スパイスキャンダルの痛手/ゴーン政権を延命させた危機/行き詰まり
▼第七章 圧力
逮捕当日、午前のできごと/「悪者はサイカワ」の悪評/スナール新会長との出会い/残された禍根
▼第八章 退社まで
塙義一元社長から学んだこと/マクロンチームとの交渉/監視役としてのケリー/相談できる先輩はいなくなった/三菱自工・益子修さんとの共同事業/関潤、グプタという二人の後輩/日産勤めが終わった日
▼第九章 次世代のビジネスパーソンへ
日産の蹉跌とは何だったか/ゴーン改革の意義/求められるリーダーシップ/日本発ベンチャーはどこまで可能か

内容説明

高度成長、バブル、経営危機、V字回復、そしてゴーン逮捕―。ゴーン会長のもと、日産社長を務めた男はそのとき何を考えていたのか?赤裸々に明かされる43年の興亡劇!

目次

第1章 不正発覚
第2章 ゴーン事件とは何だったか
第3章 「非主流」のサラリーマン
第4章 海外へ
第5章 ルノーの救済
第6章 ゴーンの変質
第7章 圧力
第8章 退社まで
第9章 次世代のビジネスパーソンへ

著者等紹介

西川廣人[サイカワヒロト]
1953年生まれ。1977年東京大学経済学部卒業後、日産自動車株式会社入社。米国留学、米国・欧州駐在、ルノー日産共同購買会社等を経て、2005年日産自動車取締役副社長就任。以降、欧州事業統括、北米事業統括、アジア・日本事業統括、モノづくり機能統括を歴任。2017年4月同代表取締役社長兼CEOに就任。2019年9月同代表執行役、社長兼CEO退任。2020年2月同取締役退任。他にRenault SA.取締役、東風汽車有限公司董事、日本自動車工業会会長を歴任。現在は株式会社アイディーエスなどベンチャー企業数社の顧問として活動。本書がはじめての著書である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

93
僕にとり日産にはファンの想いがあるのでいつも感想が難しい。ただ、いつも思う事は定期的に経営危機に陥いる会社だという事。そして、定期的に全ての車の魅力が無くなる会社だという事。内から見たゴーン経営の功罪。ルノー・仏政府との攻防。三菱自動車との馴れ初め。そのどれもが興味深い。90年代の日産危機とゴーン改革の功を絡めた部分、ゴーンの裸の王様への一途・経営者としての評価・ルノーとの関わりの変化、日産生え抜きケリー氏抜擢の背景、三菱自動車の益子氏との関わり。それら時代の日産車達が胸に去来しながら読了。2024/07/07

岡本 正行

79
 読み終えて、もう1か月になる。ゴーン騒動が終わって、そのカルロス・ゴーンは、自分の国レバノンに悠々自適で豪奢な生活をしているのかと思えば、そうではなく、他の国々には入れず、国際警察の目が光っている。自国レバノンは、庇護しているが、イスラエルとヒズボラの戦い激化とイランの介入で、どうにもならない状態、日産とルノーを食い物、私物化した悪党のなれの果て、その一連の流れを表した本、面白く,興味深く読ませてもらった。歴史ある技術の日産が、老体企業となり、ゴーンのお陰で奇跡の復活した。いまは、優良企業立ち直った。2024/09/03

kawa

36
本書を読みたいと思ったきっかけは、ゴーンさんを巡るもろもろのどろどろスキャンダル事情。しかし、そちらの下世話な興味は見事に裏切られる。半面、日産という企業がいかに国際化を図ったか、そこを担った著者が自ら語る作品として読むと興味が尽きない一作だ。2024/10/02

Garfield

17
著者はゴーン事件当時の日産社長。期待ほどには事件に関する記述はなかったが、事件を生み出した社内の土壌についても織り交ぜながら、40年に及ぶ著者の日産でのキャリアが振り返られている。●ゴーンの焦り。コストカッターとして危機の経営には長じているが、回復後の持続的成長の点では模索があった。●ルノーのトップも兼任し、現場との対話も減り、取り巻きに囲まれるようになった。●社内の国際化が進んだ結果、人材が育った一方、国際化のスピードについてこれない社員も出て、特に管理部門でそれが顕著で、事件に繋がった。★★★★☆☆☆2024/09/18

15
日産でゴーン事件が発生した時に社長をしていた西川氏の人生録。何で読もうと思ったのか忘れたが、図書館で予約順が回ってきたので読んだ。読む前は、どうせゴーンの暴露本だろう、くらいの心持ちでいたが、読み進めていくとゴーン以外の部分がめちゃくちゃ面白い。海外で働くとは何か。グローバル企業とは何か。マトリックス経営とは。ガバナンスとは。そしてリーダーとは何か。自分はドメドメ人間なので肌感覚は持てないが、海外勤務経験者は共感するところが大きいのではないか。2024/10/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21934174
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品