ショットとは何か 歴史編

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ショットとは何か 歴史編

  • 〓實 重〓【著】
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  • 講談社(2024/08発売)
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  • サイズ B6変判/ページ数 340p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065358962
  • NDC分類 778.2
  • Cコード C0074

出版社内容情報

収録作
映画の「未来」に向けて/スクリューボールまたは禁止と奨励 ハリウッド30年代のロマンチック・コメディー/オーソン・ウェルズはたえずフィルモグラフィーを凌駕しつづける/「黒さ」の誘惑 リタ・ヘイワースの曖昧さはいかにして「フィルム・ノワール」を擁護したか/これは、「黄昏の西部劇」である以前に、映画の王道に位置づけらるべき作品である サム・ペキンパー監督『昼下りの決斗』/ロッセリーニによるイタリア映画史/ロベルト・ロッセリーニを擁護する/娘のイザベラを使って、ロッセリーニに『イタリア旅行』のリメイクを撮らせたくてならなかった/ジャン・ルノワール論のために/レマン湖の畔にて ゴダールにとっての―あるいは、ストローブにとっての―スイスについて/署名の変貌――ソ連映画史再読のための一つの視角/寡黙なるものの雄弁 ホー・シャオシェンの『戀戀風塵』/吹きぬける風のかなたに「黒衣の刺客」/タイプライターとプロジェクターに護られて/ここでは、魂と肉体とが、奇蹟のように融合しあっている「アンジェリカの微笑み」/歳をとらずに老いるということの苛酷さについて ペドロ・コスタ『ホース・マネー』/このホークス的なコメディは、文字通りの傑作である ウェス・アンダーソン監督『犬ヶ島』/十字架 シャワー 濡れた瓦…… 『ヴィタリナ』をめぐってペドロ・コスタに訊いてみたい三つのことがら/抒情を排したこの寡黙な呟きに、ひたすら耳を傾けようではないか ―ケリー・ライカート小論―/黒沢清『スパイの妻』『蛇の道』/濱口竜介『悪は存在しない』/映画の「現在」に向けて ゴダールの『奇妙な戦争』に触れて思うこと/年間ベスト10

内容説明

映画の未来は、革命の未来がそうであるように、きわめて不明確である。批評史上の必読論文に最新時評、海外誌へ寄稿した“年間ベスト10”2001‐23年他を収録した超豪華版!書き下ろしラオール・ウォルシュ論、伝説のロマンチック・コメディー論「スクリューボールまたは禁止と奨励」、異色のレンフィルム=ソ連映画史「署名の変貌」、ロッセリーニのイタリア映画史からルノワール、ゴダール、オリヴェイラをめぐり、ライカート、黒沢清、濱口竜介の新作へ―。

目次

序章(映画の「未来」に向けて)
1(ラオール・ウォルシュまたは「伝説」と「現実」を超えて)
2(スクリューボールまたは禁止と奨励―ハリウッド30年代のロマンチック・コメディー;オーソン・ウェルズはたえずフィルモグラフィーを凌駕しつづける ほか)
3(ロッセリーニによるイタリア映画史;ロベルト・ロッセリーニを擁護する ほか)
4(ジャン・ルノワール論のために;レマン湖の畔にて―ゴダールにとってのあるいは、ストローブにとってのスイスについて ほか)
5(署名の変貌―ソ連映画史再読のための一つの視角)
6(吹きぬける風のかなたに;寡黙なるものの雄弁―ホウ・シャオシェンの『恋恋風塵』)
7(歳をとらずに老いるということの苛酷さについて―ペドロ・コスタ『ホース・マネー』;十字架 シャワー 濡れた瓦―『ヴィタリナ』をめぐってペドロ・コスタに訊いてみたい三つのことがら ほか)
終章(映画の「現在」に向けて―ゴダールの『奇妙な戦争』に触れてふと思うこと)

著者等紹介

〓實重〓[ハスミシゲヒコ]
映画批評家、文芸批評家、フランス文学者。1936年、東京都生まれ。東京大学仏文学科卒業。パリ大学にて博士号を取得。東京大学教授を経て、東京大学第26代総長。78年、『反=日本語論』で読売文学賞、89年、『凡庸な芸術家の肖像』で芸術選奨文部大臣賞、2016年、『伯爵夫人』で三島由紀夫賞を受賞。1999年にはフランス芸術文化勲章コマンドールを受章する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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keroppi

69
この「歴史編」は、映画の歴史を語るものではなかった。歴史に残る傑作を捉え論じる批評集だ。傑作と言っても、私は多くの作品を観ていないし、知ってもいない。こんなことでこの本を読んでよかったのだろうかと思いつつ、映画の魅力は、様々なアプローチから生まれてきたのだなと実感する。その映画たちのショットの積み重ねが歴史なんだろう。最近観たばかりの黒沢清「蛇の道」(2024)を絶賛する文もあるが、私はそこまで魅力的には感じなかった。観てきた映画の幅が感じ方の違いになってくるのだろうか。2025/01/07

omemegaro

1
いつもの作家称揚の、比較的新しいものがまとめられている。2025/02/04

Go Extreme

1
映画の「未来」に向けて ラオール・ウォルシュまたは「伝説」と「現実」を超えて スクリューボールまたは禁止と奨励 「黒さ」の誘惑 ロッセリーニによるイタリア映画史 ロベルト・ロッセリーニを擁護する ジャン・ルノワール論のために レマン湖の畔にて 署名の変貌―ソ連映画史再読のための一つの視角 吹きぬける風のかなたに 寡黙なるものの雄弁 歳をとらずに老いるということの苛酷さについて この不気味なほどの単純さー悪は存在しない 映画の「現在」に向けて2024/09/13

takao

0
ふむ2025/02/12

囚人13号

0
ロッセリーニ論がアツかった。バザンがウェルズを、トリュフォーがルノワールを擁護したのと同じやり方でハスミンはロッセリーニ復権を叫ぶ。言説は珍しく批評家の在り方にまで及び、輸入会社への圧も忘れない。しかし30余年前から未だ「現在」たり得ている本論と、今年書かれたごく短いテクストを並置してしまえばそこには避けがたいある残酷さが露呈する。特に手放しで絶賛している『蛇の道』評では「素晴らしい」という言葉がしきりに繰り返され、歯痒い気持ちを抑えながら読んだ。2024/08/28

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