出版社内容情報
極限状況での謎解きを楽しんだ読者に驚きの〈真相〉が襲いかかる。
友人と従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った家族と地下建築「方舟」で夜を過ごすことになった。翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれ、水が流入しはじめた。
いずれ「方舟」は水没する。そんな矢先に殺人が起こった。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。タイムリミットまでおよそ1週間。
生贄には、その犯人がなるべきだ。――犯人以外の全員が、そう思った。
内容説明
柊一は友人らとともに山奥の地下建築で夜を越すことに。だが、地震によって出入り口はふさがれ地下水が流入し始める。そして、その矢先に起こった殺人。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。―犯人以外の全員が、そう思った。本格ミステリー界に新風を吹き込んだ雄編。週刊文春ミステリーベスト10(週刊文春2022年12月8日号)国内部門、MRC大賞2022、1位。
著者等紹介
夕木春央[ユウキハルオ]
2019年、「絞首商会の後継人」で第60回メフィスト賞を受賞。同年、改題した『絞首商會』でデビューした。『方舟』は、2022年「週刊文春ミステリーベスト10国内部門」の1位となるなど各方面から激賞を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中玉ケビン砂糖
243
#読了 加筆修正点通過、解説(有栖川有栖)通過。2024/08/21
こも 旧柏バカ一代
212
あぁ、、何て後味の悪い。どの道でも後味が悪いのは確かだな。パニック、サスペンス、サバイブが1冊に収まっていた。あとがきで、何度も読めと書いてあったので来月あたりに再度読んでみるかな?2024/09/01
ゲンタ
159
単行本の方に感想書きました。 https://twitter.com/orihakategnat/status/16913853561749012482024/06/11
shinchan
153
夕木さん初読み。本屋さんの『方舟』山積み状態を見てついに手を出してしまいました。売れてますねー!『この衝撃は一生もの』スゴイね 〜有栖川さん。まぁ後半一気読みでしたよ完全に寝不足ですわ。まさかの最後に、、、、。 思わず、アレ〜〜〜。表紙デザインもなるほどねー。2024/09/10
海月
124
これは久々に最後の最後ゾクゾクしましたねー!こういう内容は新鮮で好きです。もしかしたら世の中には溢れてるのかもしれないけどこの終わりは自分は会ったことがないです。2周目したいけど他のものも読みたいので一旦はストップかな。合間読みだったけどワクワクが止まらなかったので記憶もバッチし!この作品もぜひ誰かに読んでいただきたいです⭐︎2024/09/30