星海社新書 日本再発見

レジャバ，ティムラズ【著】

星海社（2024/04発売）

• サイズ 新書判／ページ数 256p／高さ 18cm
• 商品コード 9784065354711
• NDC分類 361.5
• Cコード C0239

出版社内容情報

超「日本通」大使が語る、日本人の知らない日本

「日本にはこんなに多くの美点が眠っているのに、他ならぬ日本人がその価値を見過ごしている」――日本文化への深い洞察で人気を集めるティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使に、日本への思いの丈を語り尽くしていただいたのが本書です。外交官だからこそ垣間見える、私たちの知らない皇室の一面、国際的に見て特異な発展を遂げた日本の食文化、ローカルな街に隠された驚くほど複雑な歴史など、日本人は当たり前だと思っている、しかし世界から見るとユニークでおもしろい「日本らしさ」は数多く眠っています。さあ、ジョージア生まれ日本育ちのレジャバ大使と、日本の魅力を再発見していきましょう。

＊目次
はじめに
第一章　日本の伝統文化
第二章　子供時代の原体験
第三章　大学時代の思い出と早稲田散策
第四章　日本人の働き方
第五章　日本のすごい食文化
第六章　茨城散策と地元の歴史の再発見
第七章　日本社会の背後にあるもの
あとがき

内容説明

「日本にはこんなに多くの美点が眠っているのに、他ならぬ日本人がその価値を見過ごしている」―日本文化への深い洞察で人気を集めるティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使に、日本への思いの丈を語り尽くしていただいたのが本書です。外交官だからこそ垣間見える、私たちの知らない皇室の一面、国際的に見て特異な発展を遂げた日本の食文化、ローカルな街に隠された驚くほど複雑な歴史など、日本人は当たり前だと思っている、しかし世界から見るとユニークでおもしろい「日本らしさ」は数多く眠っています。さあ、ジョージア生まれ日本育ちのレジャバ大使と、日本の魅力を再発見してしきましょう。

目次

第１章　日本の伝統文化
第２章　子供時代の原体験
第３章　大学時代の思い出と早稲田散策
第４章　日本人の働き方
第５章　日本のすごい食文化
第６章　茨城散策と地元の歴史の再発見
第７章　日本社会の背後にあるもの

著者等紹介

レジャバ，ティムラズ［レジャバ，ティムラズ］ ［Ｌｅｚｈａｖａ，Ｔｅｉｍｕｒａｚ］
駐日ジョージア大使。ジョージア出身。１９９２年に来日し、その後ジョージア、日本、アメリカ、カナダで教育を受ける。２０１１年９月に早稲田大学国際教養学部を卒業し、２０１２年４月キッコーマン株式会社に入社。退社後はジョージア・日本間の経済活動に携わり、２０１８年ジョージア外務省に入省。２０１９年に在日ジョージア大使館臨時代理大使に就任し、２０２１年より特命全権大使（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[本の蟲]

駐日ジョージア大使の著者は、小中高大を含む20年以上日本在住。そこまで来るとメンタリティはほとんど日本人じゃね？といった予想通り、いわゆる外国人による「日本変わってる！」本ではない。学生時代の思い出（地域のお祭り・クラブ活動・ラーメン屋巡り）。就職先（キッコーマン）をはじめとする日本企業について。思い出賛歌と、変化していく日本文化への激励といった内容。逆に学生時代を日本で過ごした著者が、自国について思うことの方が気になったので『大使が語るジョージア 観光・歴史・文化・グルメ』を今度読んでみる

2024/08/17

[TAKA0726]

茶道はこの器はこう、掛け軸はこう書いてある、この季節だからこれを用意したとだけ淡々と伝えあとは相手にありのままを感じでもらう。もっと知りたい、調べたいと能動性を喚起、物事を控えめに紹介する情報八分目スタイル。季節に敏感で日々が忙しくなく過ぎていき四季のあわいを忘れそうになっている時ほどお茶に参加すると自分が置かれている状況を見つめ直し感覚をリセットできる。気が焦っている状態からクールダウンし一息つける。歓送迎会は一期一会の精神の表れで外国では存在しない。和食の本質は素材の微妙な差異を味わうこと。が印象的。

2024/09/05

[templecity]

ジョージアに生まれ、日本で育った現ジョージア駐日大使の著。日本には日本人の気付かない良いところが多くある。PTA活動やテレビでの仮想大賞などチームとしての成果を皆目指して、報酬だけを求めたりしない。一方で完璧を求める癖があることから企業においては判断が遅れて前に進まないという弊害もある。文化は各地に独自の文化や祭りなどが存在する。

2024/10/12

[Coochie Bill Game]

いやー面白い。我々日本人が当たり前だと思っていることは決して他国ではそうじゃないんだってことを教えてくれている。一方でそこに日本のある種の閉塞感もあると指摘しており、反省し改善すべきところもあるなあーと思った。 彼も父が日本に留学したくだりは感動した。

2024/05/05

[サクラ]

家人の借りてきた本を読んでみました。二十代半ばまで日本育ちでいらした作者さんから見た日本。日本の突飛さを書くのではなく、等身大の日本だなと思えました。最後の章がとても良かったです。日本らしさを損なうことなくルールを解放していくことは可能だと言ってもらえるのは心強い。自分も日本文化を少しでも再発見し続けたいな。

2024/08/20