出版社内容情報
できないことを、数えないで。
どうやって生きていいのか分からない。
自分を責め続ける、小説家志望の私。
夢を抱いた仕事に躓く、会社員の夫。
そして、インコのピピ。
心理サスペンス『誰かが見ている』でメフィスト賞を受賞した著者が挑む新境地。
小さな家族の幸せをめぐる物語。
――美景はうまいことやったよなー。
旦那に稼ぎがあるから、なんの心配もないだろ?
パートでお小遣い稼いでたらいいんだし。(略)
傍から見れば、なんの悩みもなく、苦労もなく、ぼんやりと生きているように映るのだろう。(略)
うまくいかない自分を責める妻の気持ちを、想像することもできないのだろう。――本文より
美景と雄大は結婚して十年。
ある日、妻の書斎に入った夫は何か様子が違っていることに気づく。
ままならない毎日をどのように生きてきたかを語り出す二人。
小説家になる夢を叶えたかった美景。
夢を抱いた仕事に躓く雄大。
二人をつなぐインコのピピ。
メフィスト賞作家の新境地となる、小さな家族の幸せを探す物語。
内容説明
美景と雄大は結婚して十年。ある日、妻の書斎に入った夫は何か様子が違っていることに気づく。ままならない毎日をどのように生きてきたかを語り出す二人。小説家になる夢を叶えたかった美景。夢を抱いた仕事に躓く雄大。二人をつなぐインコのピピ。メフィスト賞作家の新境地となる、小さな家族の幸せを探す物語。
著者等紹介
宮西真冬[ミヤニシマフユ]
1984年、山口県生まれ。2016年、『誰かが見ている』で第52回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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