地球上の中華料理店をめぐる冒険―5大陸15カ国「中国人ディアスポラ」たちの物語

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地球上の中華料理店をめぐる冒険―5大陸15カ国「中国人ディアスポラ」たちの物語

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  • サイズ 46判/ページ数 448p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065353820
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ニューヨーク・タイムズ絶賛!
北極圏からアフリカまで、世界のありとあらゆるところに存在する中華料理店。中国系カナダ人の映像作家・関卓中(チョック・クワン)は、地球のそこかしこに根を張った中華料理店オーナーたちの物語を4年にわたって撮影し、ドキュメンタリーシリーズ『チャイニーズ・レストラン』として発表。華僑・華人たちの食と店を通して見えてくる国際化のリアルが話題を呼び、書籍化され、いよいよ日本でも刊行。
「純然たる中華料理」は存在しない。夢を見て、あるいは生活に窮して、政権に追われて、世界中に散らばった中国人たち。彼らが作る料理は、日本の町中華がそうであるように、世界各国の味と文化の影響を受けて変化している。だが、どのような形になろうと、それは「純然たる中華料理」であるーー北米の「チャプスイ」、マダガスカルで愛される国民食「スープ・シノワーズ」、も。著者は言う。「私のメッセージは『とどのつまり、私たちはひとつの世界の住人である』ということです」

「中国系移民が新天地に溶け込むいちばんの近道は中華料理店をひらくこと。他国人が張り合えない固有の商売は、合法にしろ違法にしろ、新参者が食べていく助けとなる」
屋台や町中華からスタートし、彼らは作って、洗って、生きて、育てた。ある者は大成功し、ある者は地道に商売を続け、ある者は「子どもには教育を受けさせたい。店の跡をついでほしくない」とつぶやく。

●難民としてイスラエルにわたり、牧師になった中国人が教会でふるまう「広東風・豚バラ煮込み」の味は?
●なぜマダガスカルで、「ワンタンスープ」が朝食の定番になったのか?
●ノルウェーの中華料理店のシェフが”顔出しNG”の理由とは?
●アルゼンチンの大富豪が「春巻きさえ包めれば、どこででも生きていける」と豪語する理由は?
●口全体が痺れて燃える、ブラジル唐辛子を使ったアマゾン唯一の中華料理店のレシピとは?

食を通して、どこであっても生き抜く「中国人ディアスポラ」のたくましさと喜びと苦悩が活写され、私たちの前に「地球市民としてどう生きるか?」という問いが迫ってくる。世界を移り住んで育った著者は、10代を日本で過ごした。新大久保、池袋、高田馬場など、新たなチャイナタウンが誕生している日本の「最新中華料理事情」についても考察する、日本語版のための書下ろしも収録。

【登場する国々】
カナダ、イスラエル、トリニタード・ドバゴ、ケニア、モーリシャス、南アフリカ、マダガスカル、トルコ、ノルウェー、キューバ、ブラジル、インド、アルゼンチン、ペルー、そして日本。

内容説明

町中華から超高級店まで、世界の中華料理店をめぐったドキュメンタリー作家が見つけたものとは?職を探し、戦争で追われ、自由を求めて海を渡った中国人たち。「食」を通してアイデンティティを模索する。

目次

田舎町のおしゃべり中華カフェ―サスカチュワン州アウトルック(カナダ)
イスラエルで牧師になった難民―ハイファ(イスラエル)
カリブの熱い中華料理店―サンフェルナンド(トリニダード・トバゴ)
中華料理店を探してアフリカへ―モンバサ(ケニア)
かくもたくましき人々―サンジュリアン(モーリシャス)
アパルトヘイト時代の愛―ケープタウン(南アフリカ)
スプ・シノワーズは国民食―タマタブ(マダガスカル)
中国から歩いてきた男―イスタンブール(トルコ)
北極圏で見た呉宇森の世界―トロムソ(ノルウェー)
キューバが映す中国の幻影―ハバナ(キューバ)
大脱走―サンパウロ(ブラジル)
アマゾンの麻婆豆腐―マナウス(ブラジル)
インドへの道―ムンバイ、デリー(インド)
ヒマラヤでアフタヌーンティーを―コルカタ、ダージリン(インド)
ラストタンゴ・イン・アルゼンチン―ブエノスアイレス(アルゼンチン)
「ごはん食べた?」―リマ(ペルー)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

121
孫文は「料理を作れたら、中国人はどこでも生きていける」と語ったという。北極圏やアフリカ、中南米、中東からインドまで世界の果てまで散った華人が中国の味を広げ、各地に根付いていった姿は孫文の言葉通りだ。自分たちを幸福にしてくれる政府に恵まれなかった彼らは、出稼ぎ、亡命など不本意な形で故国を離れるしかなかった。苦しく泥まみれの人生を歩まねばならなくとも、流浪先で料理により生活を立てていけた。生きるために必死で戦わねばならなかった中国人の逞しさが中華料理を広めたのなら、華僑とは中国三千年の冷酷な政治の産物だろう。2024/09/08

わたなべよしお

16
時には勘が外れることもある。新聞記者歴6、7年の若手が地方版に書いた連載企画というレベルかなぁ。テレビドキュメントとしては優れていたのかもしれないが、やはり動画と文章では必要な取材が違うのだ思う。文章で読むと、イスラエルかトリニダード・トバゴなど世界のあちこちで中華料理店を営む人たちの紹介にとどまっているように感じた。2024/08/17

Yuki2018

9
中華料理店は本当に世界中どこにでもあるし、華人(華僑)も本当に世界各地にいる。本書にも、マダガスカルとか、キューバ、アルゼンチンなど、信じられないようなところにも華僑のネットワークが広がっている様が描かれる。その地に定着しながらも、華人のアイデンティティは失われていないようだ。一方で世界市民的な感性を持ち合わせている人が多い。米国の大学にいた時、非常に英語と人付き合いが上手い、優秀な中国系の友人が多くできた。どうしてこんなに優秀なんだろうと兼ねて不思議に思っていたが、謎が解けたような気がする。2024/10/05

ののまる

6
バイタリティーの塊、世界中の華人レストラン!2024/10/07

よだみな

3
その昔、トロントでから揚げを注文したら甘いサワーソースがかかっていてカルチャーショックをうけたことがあった。また、ユトレヒトで頼んだ春巻が黒板けしのようなでかさだったこともあった。マレーシアにニョニャ料理があることを知り、世界中の町中華を知りたかった。 故郷が6か国ある著者の世界中で中華料理店を営む華僑の物語である。いろいろ驚いたことがあったが、日本の豆板醬が日本仕様であることに驚いたのであった。映像と合わせて答え合わせをしたい。2025/02/08

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