出版社内容情報
皆様からのレビューよりー
リアルとオンライン、違うこともあるけれど、本当は一緒かも。自分は自分。心が通えば友だちになり、勇気づけられたり、不安になったり。ラストに向かってのさくらの成長に拍手!ユナ編も読みたい/ルッキズムは思春期の大きな問題。人からどう見られても構わない、という境地にそう簡単に至れるものではない。安易ともとれる母の対応に苛立つのも当然でそこにどう向き合い、クリアしていくか、読み応えがある。人と関わることで自分が見えて、自分を大事にできる。/ネットとリアルをめぐる成長物語。家族の思いとさくらの感情がぶつかる場面や、ユナや学校の友達との関わりを、応援しつつ読んだ。/家族や友達との関係に不安を感じ、コンプレックスに悩み、初めてのスマホやSNSにワクワクといった、中学生の感情がリアル。ネットやSNSの危険性ばかり取り上げられることが多いが、良いところや安全な使い方も丁寧な描かれていて、スマホを手にしたばかりの子どもたちだけでなく親世代にも読んでほしい。相手のことを決めつけず理解しようとすることで良い関係を築くことができること、自分を分かってくれる友達がいると毎日がこんなにも楽しく心強いんだと学んでいく子どもたちが眩しかった。/今の社会ならばこういった出会いからの友情もあるのかもしれない、と人と人の繋がりの可能性に対して安心して読めた。ちょっとしたきっかけでパッと道がひらけるというか、今まで下ばかりみていたから見えてなかった景色が広がる瞬間みたいなものが、とても鮮やかに描かれていて、大切な人と出会う前と後では世界が違って見えるって本当にそうだと。/授業で取り上げてもよい、親子で一緒に読めるコミニュケーションのきっかけにピッタリの1冊。どんな自分でも認めてくれている一言に心打たれ、印象に残る。/親や友人には言いづらい気持ちたくさんある。でも今はSNSを通じて人々と繋がることで、自分だけが抱えている問題ではないことを実感することも。青春の悩みを抱える人がSNSを通じて支え合い、励まされていくうちに、自分に自信を持ちながらどんどん成長していく様を実感しながら読んだ。素敵なお話。/似たような部分に感情がシンクロして、ぐっとこみ上げ胸が熱くなった。ホッとできることが少しでも生まれることで、大きな一歩や誰かとの本当の繋がりになっていくのだと感動。第一印象は見た目から入ることが大きく、誰しも自分の負の要素を抱えているのかも。それでも自分は自分と受け止められるようになりたい。辛く感じたり悩んでいても、そこから新たな気づきや展開、出会いや成長もある。私自身もそう心に留めておこうと思う。/ネットリテラシーという面でも良い内容。コンプレックスを抱えながら時に自分を偽ったり、友達や親とぶつかったりしながらも自分で考え答えを見つけて前に進む姿に勇気づけられた。
内容説明
とあるコンプレックスから、学校にあまりなじめていない中1の「さくら」。SNSで同じマンガが好きな中学生ユナと親しくなり、本当の自分を隠してビデオ通話をすることになって…。
著者等紹介
神戸遥真[コウベハルマ]
千葉県生まれ。第5回集英社みらい文庫大賞優秀賞受賞。『恋とポテトと夏休み』などの「恋ポテ」シリーズで第45回日本児童文芸家協会賞受賞、『笹森くんのスカート』で令和5年度児童福祉文化賞受賞。また、第21回千葉市芸術文化新人賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
まる子
雪丸 風人
joyjoy
toshi