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出版社内容情報
”男らしくない”という理由で、彼女に浮気されフラれた教師・久慈弥九朗。世の中ジェンダーフリーのはずでは…!? と苦悶する彼の前に、モデルでインフルエンサーで文武両道で“生物学部”部長の女子・阿加埜が現れ、生物学部の顧問になってくれと迫る。そして、なぜ結局「男らしさ」がモテるために必要なのか、クジャクの派手な羽を例に“生物学的”な説明を始める…! 身も蓋もない残酷な真実を突き付けまくる、生物学コメディ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
27
「いかなる倫理や道徳⋯正論を振りかざしても、「好き」という感情までは動かす事が出来ない。恋愛は全ての生物が命懸けで行ってる、一番残酷な戦争なんだよ!」。積読消化。「男らしくない」という理由でフラれた高校教師の久慈は、恋愛面に生物学的見地からあれこれと解釈、講釈を垂れては関心を誘おうとする美貌の生物学部員・阿加埜(あかの)に付き纏われる羽目に。学内、生徒間のトラブル対応に結果的に彼女と共に挑む事になる久慈のおかしな日々を描く、生物学×恋愛論コメディ。「iメンター」作者の新作として読んだ(以下コメ欄に余談)。2024/10/11
わたー
27
★★★★★面白かった。彼女を男らしい男に奪われた主人公。ジェンダーフリーが叫ばれるこの令和の世に、そんなに「男らしい」ことが重要なのかと悩む彼の前に、生物学部所属の女子生徒が現れて、男らしいオスがモテることは生物学的に正しい、と一刀両断することから始まる生物学コメディ。生物学的なエビデンスに基づくド正論の数々は余りにも身も蓋もないのだが、彼女のその堂々とした物言いと、主人公との恋愛模様になると途端に挙動不審になるポンコツっぷりが読んでいて非常に楽しかった。これは続きも楽しみ。2024/04/18
瀬谷
19
恋愛に悩める主人公の教師や生徒達に、ヒロインが生物学の観点からアドバイスを繰り広げるのだが、いちいちインパクトが強くて面白い。恋愛強者になり生存競争を勝ち抜くためのシミュレーションが誇張されつつも様々な動物でたとえられ、ちょっとした雑学も身に付くし、巻末に記載されている参考文献も読んでみたくなる。生物学を語る姿は高圧的なのに主人公に言い寄る時はポンコツなヒロインが可愛く、続きも気になる。2024/06/26
イーダ
17
容姿端麗、眉目秀麗な女の子になぜか好かれてしまった先生。これだけでも大問題ですが、最近はよくある話…と思ったんですが、この子の妙に生物学に詳しくて、そこから事件解決しようかという論調と、ちょっと抜けてて結局先生がまとめてしまうという構図が面白いです。テンポも良くて読みやすい。2024/07/16
takashi
16
生物学の観点から人間の恋愛を描くラブコメディ。 あの手この手で久慈先生を籠絡しようとするのに肝心なことは言えない阿加埜さんが可愛い。 彼女が語る生物学はある意味では正しいが残酷でもある。そこを先生がフォローすることで上手くまとめるのがパターンだろうか? 例えばクジャクがモテてるオスに惚れやすいのは、人でも恋愛に留まらず、人気があるからイイに違いないという考えで色々当てはまるなど人間の話に上手く落とし込んでいる。 生物学に興味が湧いた。楽しく学べて面白い良作。2024/07/20
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