出版社内容情報
「パセリ伝説」「夜カフェ」の倉橋燿子氏が贈る友情ストーリー!
なにかというとすぐに涙が出てきてしまう中1のメイは、
明るく積極的なリンと同じ園芸委員になり、憂鬱な気分に。
ところが、同じアイドルグループを推していることがわかって、正反対な二人は急接近。
初めてのホールライブに一緒に行くことになったけれど……。
――なぜ、すぐに泣いてしまうんだろう?
――なぜ、涙が出ないんだろう?
友情とすれ違いを通して、メイとリンそれぞれが、自分のほんとうの気持ちを見つけていきます。
<小学校上級・中学から すべての漢字にふりがなつき>
内容説明
泣いちゃうのは、泣けないのは、なぜ?とにかくすぐ泣いてしまう中1の白須芽衣。明るくて積極的なクラスメイトの黒田凛。胸の奥にある、それぞれの「ほんとうの気持ち」は?共通点は“推し活”。正反対な二人がすれちがいをのりこえて、強いきずなで結ばれていく―
著者等紹介
倉橋燿子[クラハシヨウコ]
広島県生まれ。上智大学文学部卒業。出版社勤務、フリー編集者、コピーライターを経て、作家デビュー。講談社X文庫『風を道しるべに…』で大人気を博した。その後、児童書に重心を移す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
37
初めての作家さんと思っていたら、すっかり忘れている本を読んでいました。すぐに泣いてしまう芽衣。自分の意思ではコントロールできずないだけに厄介。同級生の凛はダンス部所属の明るくてハキハキした子。真逆の2人が園芸委員になったことから、密かに推していたグループが同じとわかる。グループの初めてのライブが開かれると知り、中1の2人だけで出かけて行く。はぁ、「推し」おそるべし。芽衣のおかあさんが心配するのはわかるけど、なんでも悪い方にとられると、イヤになるのはわかる。芽衣にとって、凛と友だちになれたことは貴重な青春。2024/05/20
ICHI (atomic)
4
『わたし』はもう中学生なのにすぐ泣く。ありえないよね?そんなわたしの気持ちを無視して涙は勝手にあふれてくる…泣きたくないのに、どうすることもできない。 何度も読み返す娘…『変わるきっかけ』が見つかると勇気や希望が出るよね。 母目線として…理想像の押し付け、息苦しさ与える、ありのままの子か…反省点もあった。2024/05/31
茜雫
2
倉橋燿子の時代へのアップデートがすごい。パパ活って出てきた瞬間には天を仰いでしまった。 「話さなくてもわかってるわ」っていうお母さんにペガサスの翼を感じた……倉橋燿子自身が幼少期に母親から言われてきたのかなぁ。 今回一切の男の子が関わってこなかったのが倉橋燿子的には少し新しく嬉しい。ときめきをくれるのは恋する相手でなくても良いのだというひとつの解でもあったのかなと思う。 最後「それはメイの」って言ってくれるとこ良かった。メイは今後もつまずいたりするだろうけれど、きっと大丈夫、と思えたところが素敵でした。2024/05/01
Hiro
1
推しが同じの同級生話が弾むが泣いちゃう子も泣かない子も共通点が!泣いちゃう子メイのお母さんはメイの成長する姿を見てどう思うのか頭を冷やすため家出!子供はいつまでも子供ではないと思わされる親の気持ちを考えさせられる物語でした。2024/07/21
gero
0
推し活;泣き虫;友情;母娘 母親の期待に応えるべく頑張って理性と裏腹にすぐ泣く私と母親の期待に応えるべく頑張って感情と関係なく泣かないあの子。そういえば泣き虫な女の子の苦悩を考えたことがどれほどあったでしょう。「あなたのことは私が一番わかってるのよいい子ね」と娘をコントロールする母親を私は女神タイプと分類してます。ガイアから貞子まで生命を産んで思うがままに操り、最後は食べてしまう強大な女神にそっくりだからです(cf.怖い女)。最近児童文学に増えており、やっと倒せるようになったかと感慨を覚えます。→2024/11/14
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