出版社内容情報
2024年ショートアニメ化、決定!
「友だちを思いやる優しい気持ち」が育つと人気の
10年以上続くロングセラー童話「はりねずみのルーチカ」シリーズ(中学年以上向け)に、
待望の低学年向けシリーズが登場!
第1作は、はりねずみのルーチカが
森で不思議な「たまご」をひろって、愛情いっぱいに育てるドキドキする話。
弱い者を助ける優しい気持ちが育つ、心あたたまる童話です。
友だちの本当の幸せを祈るため、
ルーチカは「そらうお」にあることをします。
名作『泣いた赤鬼』『きいろいばけつ』などのように、
友だちを思いやる気もちを育てててくれます。
絵本を同じ横書きなので、絵本よりもっと長い物語を読みたくなったお子さんや、
はじめて童話を読む子におすすめです。
年長さん、小学1年生のひとり読みデビューにぜひ、手にとってください!
内容説明
それは、ルーチカもはじめてみるたまごでした。「なにか、うごいてる。だけど、たまごのなかのこ、だれだろう。」小学1年生から。
著者等紹介
かんのゆうこ[カンノユウコ]
東京都生まれ。東京女学館短期大学文科卒業
北見葉胡[キタミヨウコ]
神奈川県生まれ。武蔵野美術短期大学卒業。2005年、2015年に、ボローニャ国際絵本原画展入選、2009年『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(作・小手鞠るい/講談社)が、ボローニャ国際児童図書賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
141
昨年から家で🦔ハリネズミを飼い始めたので、気になっていたはりねずみのルーチカシリーズの最新刊低学年版を読みました。家の🦔ハリネズミ(牡一歳、名前:ニードル)は超人見知りで引き籠りですが、ルーチカはアクティブです(笑)https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=00003865022024/04/01
anne@灯れ松明の火
20
新着チェックで、「低学年版」というのが出たと知った。しばらくしてから、予約してみた。「はりねずみのルーチカ にじいろのたまご」の一章のようだ。低学年の子どもが、手に取りやすい薄さで、良いかも。文章が変わっているのか、漢字が減っているぐらいなのかは、比べていないのでわからない。北見さんの挿絵、もう少しカラーが多いと喜ばれるだろうな。2024/05/03
遠い日
7
「はりねずみのルーチカ」のシリーズに低学年版も出たとあっては手に取るほかない。登場人物も絞られ、しっかりとルーチカが主人公として描かれている。そらうおの卵の誕生とお世話。次第に湧いてくる愛情と別れとの間の葛藤。相手の幸せを第一に願うことの意味を子どもたちはどんなふうに受け取るでしょうか?2024/05/11
mayuri(Toli)
2
今年ショートアニメにもなっているはりねずみのルーチカの低学年向けの物語です。ある日ルーチカは紫陽花の葉叢の近くで虹色の卵を見つけます。それはどうやらそらうおの赤ちゃんの卵のようで、ルーチカはそれは可愛がるのですが……。低学年版とはいえ、かんのさんの優しく綺麗な文章は健在だし、北見さんの挿絵も温かみのあるものでとても素敵。あとルーチカがきちんと主役をしていて、最後の決断はとても良かった。そらうおの赤ちゃん、ちびうお君が、ルーチカと過ごす時間は幸せだっただろうな。低学年の子はどう受け止めるだろう?2024/08/29