出版社内容情報
初めての試合!
自分で自分のことを認めてやらなくて、誰が認めてくれる?
大ヒット『書店ガール』著者の弓道“胸アツ”青春シリーズ、第3弾!
発足したばかりの武蔵野西高校(通称ムサニ)弓道同好会は、女子三人男子三人で初めて試合に挑む。
部長の矢口楓をはじめメンバーは調子の出ないまま試合を終える。
悔しさをバネにそれぞれ課題をもって練習に臨み、次の試合へ。
そして、ムサニ弓道の快進撃が始まる!?
青春“弓道”小説シリーズ!〈文庫書下ろし〉
内容説明
発足したばかりの武蔵野西高校(通称ムサニ)弓道同好会は、女子三人男子三人で初めて試合に挑む。部長の矢口楓をはじめメンバーは調子の出ないまま試合を終える。悔しさをバネにそれぞれ課題をもって練習に臨み、次の試合へ。そして、ムサニ弓道の快進撃が始まる!?青春“弓道”小説シリーズ!
著者等紹介
碧野圭[アオノケイ]
愛知県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。フリーライター、出版社勤務を経て、2006年『辞めない理由』で作家デビュー。大人気シリーズ作品「書店ガール」は2014年度の静岡書店大賞「映像化したい文庫部門」を受賞し、翌年「戦う!書店ガール」としてテレビドラマ化され、2016年度吉川英治文庫賞にもノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
100
前作読んでから2年ほどブランクがあっての3作目。ちょっと間が空いてしまったからか、主人公はじめ他のメンバーのキャラがイマイチ思い出せず、中盤まではちょっとぼんやりしたまま読み進めてしまいました。同好会部長の「楓」のちょっとネガティブモードがすんなりと受け止めれず苦戦。エース「善美」のクールキャラも違和感が強め。他のメンバーも高校生らしいといえばらしいのですが、やはり読む側の問題かも。となると顧問の「田野倉」先生のキャラが一番すんなりと受け止めるコトができました。さて、なんだかんだと続編を読んでみます。2025/06/07
ぶち
80
シリーズ3作目になって、ますます高校生の熱き部活動物語らしくなってきました。部の仲間との切磋琢磨、挫折、弓道大会での勝ち負け… 加えて将来の進路の問題なども絡んで高校生が味わう諸々の感情が描かれていて、自身の昔を思い出して一人で照れたりしちゃいます。主人公の母親の進路に対してのアドバイス、自分の好きなことを見つけていく手助けはたいへん興味深かったです。部活動が弓道という馴染みのないものなので、弓道に関する事柄をネットで検索しながら主人公と一緒に弓について学んでいくという読書体験ができるのも楽しいです。2025/09/21
ひさか
75
2024年3月講談社文庫刊。書き下ろし。初陣編とあるのでてっきり1作目かと思いきやシリーズ3作目。弓道同好会の弓が好きな高校生6人のお話。それぞれが、弓への道を進むところが楽しい。好きな道、目指す道、その思いや心や技をストレートに書いてあって、驚くことも多く、共感するところも多い 。碧野さんの描く「凛」が素敵だ。2024/05/06
芳樹
67
女子三名男子三名で構成される弓道同好会が、初めての試合に臨むことから始まる第三巻。試合の結果から次へ繋がる気づきを得るとともに他校のライバル選手と交流したり、文化祭でデモンストレーションをしたり昇段審査に臨んだりと、楓の高校二年生の一年間がぎゅっと濃縮された今回でした。楓は部長だけど自己肯定感が実に低い。今回はそんな彼女が様々な大会に出場するという経験を通じ、一歩ずつ前に進み成長していく姿が描かれていてとても感激しました。さて、楓は進級して高校最後の大会とどう向きあっていくのか。続きを楽しみにしています。2024/04/09
nemuro
65
既読は『書店ガール』(2012年6月初読/2023年5月再読)に始まり、本シリーズ前作「青雲篇」(「GEO滝川東町店」購入/昨年3月読了)まで13冊(11作品)。全7巻の<書店ガール>シリーズもあって結構な冊数である。本シリーズに限ってみると、第1弾が2021年10月「GEO富良野店」購入(2022年1月読了)で本書は昨年3月「函館栄好堂丸井今井店」での購入。慌てることなくゆっくり愉しんでいる“弓道青春シリーズ”。その昔、弓道経験者に初めてサッカーチームのキーパーをやらせたら妙に上手かったのを思い出した。2025/01/04
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