講談社現代新書<br> 学び直し高校物理―挫折者のための超入門

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講談社現代新書
学び直し高校物理―挫折者のための超入門

  • 田口 善弘【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065346921
  • NDC分類 420
  • Cコード C0242

出版社内容情報

プロローグより

物理に挫折したあなたに

この本は、高校物理の挫折者や、履修はしなかったが、あらためて学び直したいという初学者を想定して書かれたものだ。
基本コンセプトは天下りにしない、ということに尽きる。高校の物理の教科書はややもすると「世界はこうなってる」という法則や公式が「どん!」と与えられて「信じる者は救われる」とばかりに話が進んでいく。疑問を提示すると「じゃあ、実験で実際にそうなっていることを確認しなさい」といなされてしまう。しかし、実際に実験で確認できたからといって納得感があるかというとそれは別問題だろう(実際のところ、高校物理の教科書の立て付けでは実験をすることが推奨されているが、現実は教育の現場で実験が多用されることは稀である)。(中略)
「こうなりました。昔の人が考えた結果です!」じゃなく、「改めて一から考えたら今の公式や法則って自然な考え方ですよね」と納得できたら、物理に対する苦手意識が払拭できるのではないだろうか。
「なぜそのように考えるか?」の「理由」を説明することができれば、よいレシピを学ぶことで自作の料理を考案できるように、目の前の現実に対して「自分で考えて答えを出す」ことができるようになるかもしれない(中略)。
教科書というよりは楽しんで読めるように、たとえ話や歴史的なエピソードを交えて、随分とかみ砕いて解説した。高校物理の教科書にお馴染みの数式や無味乾燥な記述も極力控えた。
本書が想定しているのは、高校物理の挫折者や物理に対する憧憬を捨てきれない文系物理ファン、そして高校物理の無味乾燥で天下り的な記述に違和感を覚えている読者である。数式や計算式などをがっつり盛り込んだ本格的な高校物理の解説書を期待される方には、「思っていたのと違う」となってしまうので、別の成書をご覧になることをお勧めしたい。

内容説明

なーんだ、そうだったのか!読み物形式で、納得!感動!興奮!あきらめるのはまだ早い。数式は最小限。オールカラー写真&イラスト満載。

目次

第1部 力学編(物理は質量がすべて(質量とは何か)
曲がっていても実はまっすぐ(等速直線運動) ほか)
第2部 電磁気学編(「電流の向き」間違えちゃいました!(電荷と電流)
点電荷の間の静電気力(クーロンの法則) ほか)
第3部 熱力学編(雲はなぜできるのか(熱力学第二法則ほか)
深海魚はなぜ水圧に押しつぶされないのか?(圧力) ほか)
第4部 波動編(なぜ、人は音を見ることができないのか?(光の直進性)
宇宙と野球とドップラー効果の意外な接点 ほか)
第5部 原子・分子編(なんとも不条理な「不確定性原理」;この世の物質は「波」である!)

著者等紹介

田口善弘[タグチヨシヒロ]
1961年、東京都生まれ。中央大学理工学部教授。1995年に刊行した『砂時計の七不思議―粉粒体の動力学』(中公新書)で第12回(1996年)講談社科学出版賞受賞。その後、機械学習などを応用したバイオインフォマティクスの研究を行う。スタンフォード大学とエルゼビア社による「世界で最も影響力のある研究者トップ2%」に2021年度から2023年度まで3年連続で選ばれた(分野はバイオインフォマティクス)。最近はテンソル分解の研究に嵌まっており、その成果を2019年9月にシュプリンガー社から英語の専門書(単著)として出版した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アドソ

6
正直なところ、期待したほどではなかった。これを読んで「なーんだ、そうだったのか!」となる人がどれくらいいるのだろう。数式を用いないとは言っても、文字を日本語で置き換えているだけだし、天下りの公式は使わないというポリシーもどれだけ守られているのか疑問。ブラウン管とか蒸気機関とか、現代に馴染みのない実用例も多く、学校教科書の域を出ていない。特に量子論が手薄。ボールの斜方投射を波動の屈折と結び付けるなど、首をかしげたくなるような説明も多い。同著者による「高校で教わりたかった物理」はもっと面白かったのに。2024/04/19

わ!

4
やっぱりめちゃくちゃ面白い。いきなり哲学っぽい内容から始まってみたりする。例えば、質量と重量の違いを上手く説明できるか…などだ。つまり力学!、そこから電磁気学、熱力学へと進んで、「波動」なんて言葉があらわれる。おじさんの場合、波動といえば、宇宙戦艦の「波動砲」しか思い浮かばないだが、これがつまりは量子力学への橋渡しとなる。そして最後の原子・分子の章で、少しだけ量子力学に触れる。そして最終ページには「つまり、極論すれば、高校の物理で習う力学は嘘っぱちなのだ。」の文言だ飛び出すのだ!(やれやれ…(^^;)。2024/03/13

takao

3
ふむ2024/04/07

ポルターガイスト

3
とにかく一通り読みました。こんな難しいことやってるなんて理科の先生は大変やなあ〜と思った。2024/03/21

かにたま

1
高校物理を専攻していないド文系の私には、少し理解しにくいところがあった。ただそれはほんの少しだけで、この本が物理を理解する面白さを教えてくれることは間違いない。 物理の問題が解けることと、物理を理解することは違う。相変わらず試験問題を解く自信はないが、物理とは何ぞや、という疑問に答えてもらったことで、ますます理系の分野に興味が湧いた。2024/03/19

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