出版社内容情報
演劇部OBで舞台劇をやる
義父をデイケアに送り出す
娘の中学校の三者懇談
孫が祖父母宅で夕飯を食べる
父が息子の小学校で特別授業
お祭りに行って歩いて帰宅
以上がこれまでの『ザ・キンクス』の主たるあらすじです。
卒倒するほどフツーと言われる所以がおわかりいただけましたでしょうか。(作者X〈twitter〉より)
2023年、「コミックDAYS」で月イチ連載を開始するや、SNSが大沸騰。
更新のたびに爆発的な反響を呼び、読者を多幸感と不可思議感のるつぼに叩き込んだ噂の野心作『ザ・キンクス』がついに単行本化されました。
紙の単行本は、渾身の作画が十全に堪能できるワイド判でお届けします。
人間の根源を揺さぶり肯定する「家族」コメディ、たっぷりとお楽しみください!
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- 評価
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四井志郎の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田氏
17
面白くて凄いマンガであるのに、「何が」なのかをこれほど言語化できないマンガを、他に知らない。よって以下、何のレコメンドにもならないことをご承知おきいただきたい。強いてヒントになりそうな情報を挙げるなら、作者と懇意にあるらしい作家に、岸本佐知子、小山田浩子、本谷有希子などの名が挙がることくらいである。とにかく、このマンガは、なにも逸脱することなく、なにかを逸脱している。過去作が常に何らかを逸脱してきた作家であるという事実を抜きにしてもなお。従来の作風から下品を排した、ゆえにかえって誰に薦めるべきか悩む作品。2024/02/19
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
17
キンクスって言うからレイ・デイヴィスのキンクスだって思うだろ!その気配を感じさせるのは唯一「クリッシー先輩」ってとこか。オールアナログの作画だそうで、デジタルでは得られないバイブレーションがありますよ(熱く語る)。「踊る見開き、奏でるコマ割り、唄う描線、弾けるアングル、陶酔のアンサンブル。」、デジタルには飽きるんだな。ヒロトが「CDでは泣けないけどレコードでは泣ける」っての、そのまんまです。2024/02/16
阿部義彦
17
本日発売です。過去にハマっていた大好きな前衛ギャグ漫画家の榎本俊二さんの新作と聞いて、つい買ってしまた。ご家族漫画と伺いあの傑作『えの素』みたいんかなー?と思ったら、今回はうんこもゲロも無し。やる気の無いパンクな母とネジの曲った小説家の父、その息子娘、4人家族による、今までに見た事の無い、当たり前過ぎない不条理に溢れた構成の、中毒性のある漫画です。 統合失調症の言葉のサラダを思い出したり、ゲシュタルト崩壊による認知の歪み、天才による新境地だと思います。絵柄がいい具合にやさぐれて尖って来てます。2024/02/14
tamako
7
日常系なのに微妙に不条理感があって独特の面白さ。第一話のインパクトは凄かった。2024/05/26
よし
5
めっちゃオモシロイ🤣 雑談がいつの間にか伏線になって、見事に帰着する。気持ちいい🥴2024/10/13
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