出版社内容情報
電車の中や部屋の中、気が付けばいつもスマホをスクロールしている。本当は何が知りたいのか、自分に何が必要なのかわからないままSNSの世界に浸り続け、気が付けば自分自身を見失ってしまった――。
スマホ時代の過剰な繋がりによって失われた〈私〉を私たちはどうやって取り戻すのか。気鋭の哲学者による現代を生き抜くための思考法!
【本書の主な内容】
第1章 デフォルトの〈私〉
――――動物になるか、善い人になるか
・ミニオンズの憂鬱
・パッケージ化された善に警戒せよ
・目を閉じて、〈私〉の声を聴く
第2章 〈私〉を取り戻すための哲学的思考
・「新デカルト主義」宣言
・判断しなくてよいという判断
・批判的思考のプロトタイプ
第3章 ポスト・トゥルースを終わらせる
・SNSを気にする学生
・「正しさをめぐる争い」は終わりにする
・陰謀論は理性と情動に訴える
第4章 ネガティブなものを引き受ける
・対話とネガティブ・ケイパビリティ
・アルゴリズムと自己消費
・「弱いロボット」から考える
内容説明
なぜスマホを見続けてしまうのか。何を見たいのか、何が本当に必要なのかわからなくなっているあなたへ―。気鋭の哲学者が明かす「生きづらさ」への処方箋。
目次
第1章 デフォルトの“私”―動物になるか、善い人になるか(“私”―他の誰でもないこの“私”;「常時接続」と“私”の不在 ほか)
第2章 “私”を取り戻すための哲学的思考(「新デカルト主義」宣言;人間は世界を正しく見ることができるのか ほか)
第3章 ポスト・トゥルースを終わらせる(SNSを気にする学生;私なら先の投稿をどう考えるのか ほか)
第4章 ネガティブなものを引き受ける(確信成立の条件の変容;「迷い」について―対象確信の蓋然性 ほか)
著者等紹介
岩内章太郎[イワウチショウタロウ]
1987年、札幌生まれ。豊橋技術科学大学准教授。早稲田大学国際教養学部卒業、同大大学院国際コミュニケーション研究科博士後期課程修了。博士(国際コミュニケーション学)。早稲田大学国際教養学部助手などを経て現職。専門は現象学を中心にした哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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樋口佳之
踊る猫
buuupuuu
コージー
takka@乱読