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出版社内容情報
約1年半続いた『FRIDAY』本誌の人気連載『令和4年、歌舞伎町は今……』を書籍化。トー横キッズや風俗嬢、ホストなど現役女子大生ライターの佐々木チワワが取材してきた生の声を中心に、歌舞伎町で起きた事件やリアルな日常、一見理解できない歌舞伎町独特の文化を解いていく。
内容説明
海老蔵にブチギレるパパ活女子、若者に揉まれる52歳おじホスト、100錠の薬をイッキ食べするトー横キッズ、セクハラ講習をうける新人ホストほか。
目次
第1章 春、海老蔵にブチギレるパパ活女子
第2章 夏、若者に揉まれる52歳おじホスト
第3章 冬、100錠の薬をイッキ食べするトー横キッズ
第4章 秋、セクハラ講習をうける新人ホスト
著者等紹介
佐々木チワワ[ササキチワワ]
2000年、東京都生まれ。小学校から高校までを都内の一貫校で過ごし、現在は慶應義塾大学に在学中。高校1年生の大晦日に初めて歌舞伎町に足を踏み入れる。以来、歌舞伎町で働く夜職の人々に惹かれ、自身も一通りの職種と幅広い夜遊びを経験。アクションリサーチとフィールドワークをもとに歌舞伎町の社会学を研究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
20
印象に残った言葉として、膣ドカタ、スマブラ賭博、違法行為の隠語絵文字🐘🌳👋(臓器売買)、など。佐々木チワワさんは、ドワンゴZEN大学の人文系AIコンペでのプレゼンを見て、心を射抜かれ、気になっていた。ま、なんだが、あまり、うむ、面白くない。歌舞伎町の取材そのものが貴重であることは間違いないんだけども、いわゆる「歌舞伎町は異常」だけど「居場所と承認」を供給する空間、ってな観点でしか世界が描かれていないように感じた。なんつうか、そもそも病理は社会や会社にあり、「いや、そっちなんじゃないの」と僕は思った。2025/08/16
いちろく
19
高校の時から歌舞伎町へ行き、本書刊行時の大学在籍中も移り変わりゆく状況を体験しながら観続けている著者。まさに参与観察である。そんな著者が紡ぐ文章は、インタビュー後の報告レポートという印象。登場する人たちは匿名でありつつも内容がリアルな分、その様な人たちが実在したのだろうな……とも思えた。巻末の記載通り、規制や法とイタチごっこをしながら、独特な文化も存在していくのでは?と思わずに居られない。2024/04/22
みじんこ
6
風俗など歌舞伎町の様々な世界に生きている人たちを覗き見る。足つぼ屋の様子が実は最もディープな話かもしれない。著者自身がホストにはまっていたがゆえに、ハマる理由を「居場所」と「承認」に求めていたのはなるほどと思い、その後の性的魅力の承認という話も理解できた。女性側ではなく売れないホストがDV・金で支配されている話は意外。「頂き女子」など「カジュアルな言葉を生み出し、キャッチーだからこれ幸いとメディアが乱用したこと」についての問題提起はとても鋭い指摘だと思った。個人的には隠語絵文字、分かれば面白いと感じた。2024/02/27
n75
3
時事問題絡めて歌舞伎町界隈のできごとがミニマムに書かれているので、読んでいて、なつかし~という気持ちになりました。ほんの数年前なのに、新宿の時の流れは速い。20年後とかに読んだからかなり面白いだろうなと思いました。2025/10/27
金平糖
3
C+。2024/06/12




