講談社現代新書<br> 謎とき 世界の宗教・神話

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講談社現代新書
謎とき 世界の宗教・神話

  • 古市 憲寿【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065340929
  • NDC分類 162
  • Cコード C0214

出版社内容情報

歴史を学ぶにも、現代を考えるにも、これだけはおさえておきたい知識がゼロからわかる!
「聖書」、ゾロアスター教、北欧神話、『論語』……
個性豊かな12人の専門家に、古市憲寿が読者に代わって理解の「ツボ」を聞いた!
各宗教・神話の基礎がわかる解説マンガ付き!

【本書の内容】
なぜキリスト教は「長持ち」したのか――佐藤優
ロシアの指導者はなぜ絶対的な力を持つのか――三浦清美
イスラム過激派のテロがなくならない理由――飯山陽
ゾロアスター教が世界宗教に脱皮できなかった理由――青木健
ヒンドゥー教にとっての「神」とは――沖田瑞穂
ジャイナ教はなぜ不殺生を徹底するのか――堀田和義
古い時代の儒教と朱子学はどう違う?――渡邉義浩
玄奘はなぜインドへ向かったか――吉村誠
北欧神話の巨人とは?――松本涼
『万葉集』が最も日本的で、最も中国的である理由――上野誠
日本仏教はなぜ多様なのか――碧海寿広
人びとは宗教から遠のいていくのか――岡本亮輔

構成:斎藤哲也 マンガ:ヤングみやざき

【本文より】
この『謎とき 世界の宗教・神話』は、「本」を通じて世界の宗教や神話の不思議を解き明かそうとする一冊だ。
なぜ「本」なのか。それは多くの宗教が聖典を持つからだ。何かの宗教を理解しようとする場合、『新約聖書』や『コーラン』などの聖典に当たるのがよさそうに思える。
だがここに大きなハードルが立ちはだかる。一人で聖典を読み通すのは、とんでもなくたいへんなのだ。何せ現代と常識や価値観の違う時代に書かれた文章である。現代人から見れば飛躍や矛盾も多い。特にその宗教の信者でないなら、なおさら取っつきにくい。
ではどうすればいいのか。大切なのは「補助線」だと思う。宗教書に限らないが、古典を読むには前提知識が必要である。前提知識という補助線があるかないかで、一気に難解な本も読みやすくなる。
というわけで、一二人の研究者に宗教書や神話の「読みどころ」を聞いてきたのが本書である。結果的に、一冊でキリスト教からイスラム教、ゾロアスター教から北欧神話まで一二の信仰についてざっくりと把握できる良質な入門書になったと思う。良質すぎて、実際の聖典に当たらなくても、読んだフリができるほどである。――「はじめに」より

内容説明

聞き手=古市憲寿+構成=斎藤哲也の名コンビが、読者に代わってプロの専門家に古典の「読みどころ」を聞く。各宗教・神話の基礎知識がわかるマンガ付き!

目次

第1回 聖書 キリスト教はなぜ「長持ち」したのか(佐藤優)
第2回 ロシア正教 なぜツァーリは絶対的な力を持つのか(三浦清美)
第3回 『コーラン』 イスラム教の世界観とは(飯山陽)
第4回 ゾロアスター教 イラン発の宗教は何をもたらしたか(青木健)
第5回 インド神話『マハーバーラタ』の描くヒンドゥー教の神(沖田瑞穂)
第6回 ジャイナ教 なぜ不殺生を徹底するのか(堀田和義)
第7回 『論語』孔子の人間臭い実像(渡邉義浩)
第8回 『西遊記』玄奘はなぜインドへ向かったか(吉村誠)
第9回 北欧神話『エッダ』に登場する神々と巨人たち(松本涼)
第10回 『万葉集』日本的で、中国的である理由(上野誠)
第11回 『禅と日本文化』日本仏教はなぜ多様なのか(碧海寿広)
第12回 『聖と俗』エリアーデの「宗教的人間」(岡本亮輔)

著者等紹介

古市憲寿[フルイチノリトシ]
1985年、東京都生まれ。社会学者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。日本学術振興会「育志賞」受賞。若者の生態を的確に描出し、クールに擁護した著書『絶望の国の幸福な若者たち』、世界の戦争博物館を巡り戦争と記憶の関係について考察した『誰も戦争を教えてくれなかった』(以上、講談社)で注目され、メディアで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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tamami

73
キリスト教やイスラム教、仏教の三大宗教とその周辺について、それぞれの聖典や大きな影響をもたらした神話・物語などの「本」の読み方を通して、宗教とは何かを説く。聖典、神話・物語に関する疑問点や歴史的経緯など、各専門家が担当すると共に、導入部に漫画による解説もあり、分かり易い。最終章「人々は宗教から遠のいていくのか」では宗教的世界観の後退が説かれているが、グローバル化の進展と共に、わが国にもイスラム教の浸透が言われている。宗教には無頓着的?な我々であるが、その動向にはもっと意識を向けていく必要がありはしないか。2023/12/20

ヒデキ

58
各宗教の専門家と言われる人達が、初心者に判るようにギュ~と纏められていることを古市先生との対談で判りやすく書かれています。 後半は、万葉集や禅宗を通じて日本の文化で述べられています。 思想や宗教は、活字が残っていることで初期からの教えが、伝わっているもの、後世の弟子たちによってバージョンアップやバージョン変更をされているものと生き残り方も色々あるなあと思いました2024/01/16

Kanonlicht

46
世界の代表的な宗教について、それぞれの専門家に質問形式で解説をしてもらった本。キリスト教がユダヤ教から派生していたり、そこからさらにイスラム教が生まれていたり、そもそものはじめにゾロアスター教があったりと、宗教同士のつながりを知ることができた。他宗教と戦うことが教義にあるイスラム教徒が、今世紀中には全世界人口の3分の1になるという予想もあるらしい。信仰としてではなく日常の行動に宗教が浸透している日本人が、これからの世界とどう折り合いをつけていくのか、典型的日本人の自分には想像もつかない。2024/01/01

紅咲文庫

38
キリスト教、ロシア正教、イスラム教、ゾロアスター教、インドの神話とヒンズー教、ジャイナ教に論語や万葉集等、各分野の研究者に著者が質問を重ねることで概要を教えてくれる。各研究者が40代から50代の人たちであるところも頼もしい。ジャイナ教の研究者が、留学先のインドでもこんなに研究者の少ない分野を選んで大丈夫なのかと心配されて留学中の食費滞在費を無償にされたとか面白いエピソードだった。イスラム教の他宗教に対する考え方(全ての人がイスラム教信じるべきだ)は島田裕巳の著作とはずいぶん違っていてこれも興味深い。2024/02/05

ta_chanko

30
最古の宗教ゾロアスター教の「善悪二元論」や「最後の審判」は、ユダヤ教・キリスト教・イスラームなど後続の宗教に受け継がれたが、兄妹・姉弟婚や鳥葬などが他の民族に受け入れられず、ペルシア人の民族宗教に留まった。同様に、ユダヤ教も厳密な律法主義により、ユダヤ人の民族宗教に留まった。土着の民間信仰をとりこんだキリスト教やヒンドゥー教、信仰を単純化したイスラーム、多様に枝分かれした仏教は、世界的な宗教に発展。日本の宗教・思想は神道・仏教・儒教・道教などが混ざり合ったもの。「禅」「武士道」「茶」などの精神。2024/02/07

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