出版社内容情報
父の余命は3ヵ月。
何者にもなれなかった僕は――
あなたの息子には、なれたのでしょうか。
小劇団を主宰する僕〈竹田武志〉のもとに、父から連絡があった。余命3ヵ月だという――。
自意識が炸裂する僕と、うまくいかない「劇団」、かわっていく「恋人」、死に行く大嫌いな「父親」。
周囲をとりまく環境が目まぐるしく変わる中、僕は故郷の福岡と東京を行き来しながら、
自分と「家族」を見つめなおしていく。
映画、演劇、ラジオなど多岐にわたって活躍する松居大悟が、
不完全な家族が織りなす、歪だけど温かい家族のカタチをまっすぐ描く。
内容説明
東京で小劇団を主宰する僕のもとに、兄から連絡があった。父の余命が、三ヵ月だという。うまくいかない「劇団」、かわっていく「恋人」、死に行く大嫌いな「父親」。故郷の福岡と東京を行き来しながら、自分と家族を見つめなおしていく。映画、演劇、ラジオなどで活躍する異才が描く、父と息子の不器用な物語。
著者等紹介
松居大悟[マツイダイゴ]
1985年、福岡県生まれ。劇団ゴジゲン主宰。2012年『アフロ田中』で映画監督デビュー。監督作に『ワンダフルワールドエンド』(ベルリン国際映画祭出品)、ドラマ・映画『バイプレイヤーズ』シリーズ、『私たちのハァハァ』『アイスと雨音』『君が君で君だ』『くれなずめ』『手』など。’17年、第50回北九州市民文化奨励賞受賞。’22年『ちょっと思い出しただけ』で第34回東京国際映画祭観客賞・スペシャルメンション、第26回ファンタジア国際映画祭批評家協会賞を受賞。コラム執筆やラジオ番組のナビゲーターも務めている。『またね家族』が初の小説となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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