出版社内容情報
【ひと目でわかるイラスト図解】
【どんな病気?どう治す?治療期間は?】
血液のがんは、リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫に大別されます。
中高年に多くみられる病気です。
社会の高齢化が進むにつれて、血液のがんにかかる人も増えています。
新たに診断される人の数は、最も多いリンパ腫だけで1年間に3万6千人超、
すべてあわせると6万人近くになります(2019年)。
ちなみに、リンパ腫は「悪性リンパ腫」ともいわれますが、
良性のリンパ腫というものはありません。
それぞれ何種類ものタイプがあり、タイプによって特徴も治療の進め方も違ってきます。
治療を急ぐべき場合がある一方で、無治療のまま様子をみていればよいもの、
ふだんの暮らしのなかで服薬しながらコントロール可能なものもあります。
血液のがんに対する治療は年々進歩しています。
がん細胞に的を絞った治療薬も登場し、移植治療を受けずとも落ち着く例も増えています。
本書では、血液そのものについての基礎知識をはじめ、病気のタイプ、
それぞれの特徴と治療の進め方、治療中・治療後の過ごし方を徹底解説。
血液のがんの患者さんが安心して治療を受けられるために役立つ一冊です。
【本書の内容構成】
第1章 「血液のがん」の基礎知識
第2章 リンパ腫の特徴と治し方
第3章 白血病の特徴と治し方
第4章 多発性骨髄腫の特徴と治し方
第5章 治療中、治療後の過ごし方
内容説明
どんな病気?どう治す?治療期間は?治療の進め方、治りやすさはタイプによって違う。病気の基礎知識と最新治療をわかりやすく解説!
目次
第1章 「血液のがん」の基礎知識(“血液のがんとは1” 血液細胞が、がん化して増えていく病気;“血液のがんとは2” がん化した細胞の種類によって病名・特徴は違う ほか)
第2章 リンパ腫の特徴と治し方(“リンパ腫とは1” リンパ球ががん化してかたまりをつくる;“リンパ腫とは2” 数十種類のタイプがあり、性質が異なる ほか)
第3章 白血病の特徴と治し方(“白血病とは” 急性か慢性か、骨髄性かリンパ性かで特徴は違う;“診断のしかた” 細胞の形、染色体や遺伝子の異常なども確認 ほか)
第4章 多発性骨髄腫の特徴と治し方(“多発性骨髄腫とは” 骨髄に病変が現れ、さまざまな症状のもとに;“診断のしかた”診断を確定するには骨髄検査が必要 ほか)
第5章 治療中、治療後の過ごし方(“暮らしはどうなる?” 療養に専念するかは治療法と病状しだい;“治療を始める前に”現れやすい副作用と対処法を知っておこう ほか)
著者等紹介
伊豆津宏二[イズツコウジ]
国立がん研究センター中央病院血液腫瘍科長。1994年東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院、NTT東日本関東病院、虎の門病院を経て、2017年4月より国立がん研究センター中央病院血液腫瘍科勤務。リンパ系腫瘍を中心に、血液疾患の診療と新しい治療の開発に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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bluelotus
yuka_tetsuya
ひろみ星☆