言葉の風景、哲学のレンズ

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言葉の風景、哲学のレンズ

  • 三木 那由他【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 160p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065336809
  • NDC分類 801.01
  • Cコード C0095

出版社内容情報

言葉のコミュニケーションは、希望と切実さと複雑さに満ちている。

「紀伊國屋じんぶん大賞2023」第2位『言葉の展望台』著者が贈る、最新哲学エッセイ!

「痛み」を伝える言葉、webの中の私の「言葉だけの場所」、「どういたしまして」の可愛さ、当事者視点からの語りかた、「からかい」が起きる場面、メタファーが見せてくれるもの、定義することへの懐疑、カミングアウトの意味とその先……。

さまざまな哲学の概念や理論はそれぞれが一個のレンズで、このレンズを使って見た風景と、別のレンズを使って見た風景と、その両方を通した風景はすべて違っているかもしれないし、そのどれかが正しいわけではないかもしれない。でもいろいろなレンズを通してみることで、裸眼で見たのとは違う風景の可能性に気づき、新しい仕方で物事を理解したり語ったりしていくきっかけになるかもしれない。(本書「はじめに」より)

【目次】
痛みを伝える
言葉だけの場所
「どういたしまして!」の正体
該当せず
からかいの輪のなかで
たった一言でこんなにもずるい
給料日だね!
言葉のフィールド
カミングアウト
ぐねぐねと進む
安全な場所ーー『作りたい女と食べたい女』
命題を背負う
一緒に生きていくために




内容説明

言葉のコミュニケーションは、希望と切実さと複雑さに満ちている。「痛み」を伝える言葉、webの中の私の「言葉だけの場所」、「どういたしまして」の可愛さ、当事者視点からの語りかた、「からかい」が起きる場面、メタファーが見せてくれるもの、定義することへの懐疑、カミングアウトの意味とその先…。「紀伊國屋じんぶん大賞2023」第2位『言葉の展望台』著者が贈る最新哲学エッセイ!

目次

痛みを伝える
言葉だけの場所
「どういたしまして!」の正体
該当せず
からかいの輪のなかで
たった一言でこんなにもずるい
給料日だね!
言葉のフィールド
カミングアウト
ぐねぐねと進む
安全な場所―『作りたい女と食べたい女』
命題を背負う
一緒に生きていくために

著者等紹介

三木那由他[ミキナユタ]
1985年、神奈川県生まれ。2013年、京都大学大学院文学研究科博士課程指導認定退学。2015年、博士(文学)。現在、大阪大学大学院人文学研究科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

59
日常の中で、何気なく使っている言葉。話すこと、書くこと。聞くこと、読むこと。その両面で、言葉の意味だけでなく、その背景にある思考・価値観は何があるのか?また、結果として、何が生まれてしまうのかを考える。文字情報、音声情報でもまた違うことがある。一つ一つを考えていく。だからと言って、臆病にになるのではなく、考え続けること。2024/01/14

たまきら

36
新刊コーナーより、哲学科出身の夫チョイス。誰もが共感できる日常の風景に、少しフィルターをかけてみる。自分はそんな風に受け取りました。みんな同じものを見ているのにどこか違うのは、みんながそれぞれ独自のレンズや信条を持っているからだと思います。それは先天的だったり、後天的だったりするけれど、この人の文章は「こういう風に考える自分がいる」が丁寧に表現されていてとても興味深かった。リンクできる人もいると思う。ホッとする人だったいるんじゃないのかな?私個人は楽しいエッセイとして読みました。2024/02/26

踊る猫

36
読み直し、実にていねいに分析がなされていることにあらためて唸る。もちろんこんな読みは著者にとって的外れ・噴飯物どころではない迷惑極まりないものだろうが、著者の生きづらさや繊細さがそのままこうした哲学的な考察・思索を裏打ちしている印象を受ける。つまり人柄と哲学的営為がそのままつながっており無理がなく、読んでいてこちらもそのリラックスした雰囲気の中で自然と襟を正してしまう不思議な空気感を味わえる。ぼく自身は男なので(肉体・精神両方において)、ゆえに見えてこないところも多々ありその面でも学ばせてもらえたと思った2024/01/22

踊る猫

36
ぼくは基本的には自分の意志で、自分の思ったことを言葉にして語ると考える。だが、その自由意志から生まれる言葉はすでにその言葉を介してどこかへ人を誘導させ、動かそうとしているとも考えられる。つまり、人をコントロールするように仕向けるのが言葉を放つ目的とさえ言える、と。著者はそうした言葉の持つ強制力/政治力に実に敏感だ(この美質はあの精緻な『会話を哲学する』でも発揮されている)。いや、そのコントロールする指向性とは「当たり前」のものなのだとも言えるかもしれないが、その「当たり前」で躓く著者の繊細さに共感を覚える2023/11/25

サアベドラ

33
トランスジェンダーの言語哲学者によるエッセイ集の2冊目。2023年刊。日常や日々のニュースで感じたことなどを、著者の関心であるコミュニケーションと言語の問題や、自身のアイデンティティであるトランスジェンダーとの関わりで綴る。前書は哲学チックな文体に慣れず読み切ることができなかったが、今回は著書『会話を哲学する』を読んだからか読み通すことができた。後半はトランスジェンダーの話題が多く、読んでいて辛くなる箇所も多い。この国が著者を含め様々な立場の人にとってほんの少しでも生きやすい場所になればいいのにと思う。2024/02/07

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