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出版社内容情報
警察で嘘の証言を撤回しようとしたラーメン屋の染田が、姿を消したのち意識不明の重体で発見された。心麦が掴みかけた父殺害事件の真実の一片は、無情にもその手をすり抜けていく。娘に託された手紙は、本当に父・春生が書いたものなのか? 偽造を疑う警察から、弁護士・松風との距離をおくよう忠告されるが、心麦は父の遺志に報いるべく松風と手紙に記入された人物を訪ねる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空のかなた
18
また一人死んだ。屋台の染田のおじさん。読み手も心麦の父親の友人だと思っていたが、見事に裏切られた。そこに至る染田おじさんの人生が走馬灯として前半に描かれる。家族も仕事も平凡な毎日も全てを奪ったのは悪意のある人物から渡された「クスリ」、それを餌におじさんを操った奴ら。信じることができるのは仲間?警察?優しくしてくれた知り合い?もしかして自分を含めて誰も信じてはいけないのかも?先が全く予想できないクライムサスペンス、そして登場人物の「眼」が皆微妙に似ていて区別ができなくなるような迷路。2024/08/19
JACK
12
◯ 警察官の父を殺された心麦(こむぎ)が事件について調べていくと、様々な疑惑が湧き起こっていく。父が頼れと手紙に記した弁護士には謎が多く、父の生前から親身になってくれる刑事の挙動には不審な点があり、父と一緒に通っていたラーメン店の店主は意識不明の重体で発見された。そして週刊誌の記者の暗躍。誰が敵で誰が味方か、父はなぜ殺されたのかといった謎が深まり、先が気になる展開が続きます。2023/12/28
s_s
11
主要な人物の不審死に相次いで、登場キャラも増え、ますます謎は複雑に深まり続ける、シリーズ第4巻。キャラの表情ひとつひとつに裏がありそうで、誰に対しても心からの信頼を寄せることが出来ないことが辛く感じる。いや、裏表のない人間なんていないのかもしれない……。純粋で、その頑張りが空回りしがちな心麦にとっても、喜べない状況が続く。無言の、表情だけで表現しているコマがもう怪しすぎて、あの”お守り”も絶対なにかあるでしょ。。2023/12/22
毎日が日曜日
6
★★★+2023/12/17
な。
4
守りたい、心麦ちゃんのこの笑顔……… 誰もが間違うことはある、そして罪を償うこともできる おっちゃんはやり直しができていたのに…哀しい結末。2024/02/17