出版社内容情報
生物・数学・物理の全学徒に満を持して推奨する、決定版のテキスト!
遺伝、酵素反応、代謝、進化、生態系など、
生命現象に通底する「法則」や「原理」を、数学と物理の視点から導く。
前提とするのは、教養課程で学ぶ微分積分と線形代数のみ。
熱力学や統計力学、生物学を学んでいない学生も通読できるよう、
徹頭徹尾「self-contained」に記述した。
広大なフロンティアへの第一歩がここにある!
【専門家、教育者から絶賛の声】
「この一冊で生物学のアレになれる! 生物の複雑さを捉えるエッセンス」
――柳田敏雄(大阪大学栄誉教授・名誉教授/日本学士院会員)
「この本があればもっと早く生物の世界にのめり込んでいたのに。数学と物理の生き生きとした姿が楽しめる一冊!」
――ヨビノリたくみ(教育系YouTuber)
【目次】
第1章 システム生物学とは何か
第I部 システム生物学序説
第2章 システム生物学のための力学系入門
第3章 システム生物学のための熱統計力学入門
第II部 細胞のシステム生物学
第4章 ウルトラセンシティビティ
第5章 キネティックプルーフリーディング
第6章 走化性システム
第7章 概日時計システム
第8章 生命システムにおける普遍性
第III部 代謝のシステム生物学
第9章 代謝反応のモデリング
第10章 フラックスバランス解析の基礎
第11章 フラックスバランス解析の応用
第12章 代謝のダイナミクス
第IV部 進化・生態系のシステム生物学
第13章 数理生態学の基礎
第14章 生命進化の数理モデル
第15章 遺伝的アルゴリズムと適応度地形
さらに勉強するために
目次
システム生物学とは何か
第1部 システム生物学序説(システム生物学のための力学系入門;システム生物学のための熱統計力学入門)
第2部 細胞のシステム生物学(ウルトラセンシティビティ;キネティックプルーフリーディング;走化性システム;概日時計システム;生命システムにおける普遍性)
第3部 代謝のシステム生物学(代謝反応のモデリング;フラックスバランス解析の基礎;フラックスバランス解析の応用;代謝のダイナミクス)
第4部 進化・生態系のシステム生物学(数理生態学の基礎;生命進化の数理モデル;遺伝的アルゴリズムと適応度地形)
著者等紹介
畠山哲央[ハタケヤマテツヒロ]
博士(学術)。東京大学大学院総合文化研究科助教。1987年三重県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。理化学研究所基礎科学特別研究員を経て現職。第15回日本物理学会若手奨励賞受賞
姫岡優介[ヒメオカユウスケ]
博士(学術)。東京大学大学院理学系研究科助教。1990年広島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。コペンハーゲン大学ニールス・ボーア研究所(デンマーク)博士研究員を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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