マガジンエッジコミックス 薔薇十字叢書 中禅寺先生物怪講義録 〈０８〉 - 先生が謎を解いてしまうから。

志水アキ/京極夏彦

講談社（2023/10発売）

• サイズ コミック判／ページ数 160p／高さ 19cm
• 商品コード 9784065333594
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

「今回は事件の解決というより、後始末になるかもしれないな――」

――婚約者が消えてしまった――
狐につままれたような顔で設楽幸作は語った。
半年ほど前に婚約をした女性からの連絡が突如途絶えてしまったのだという。
心配になった幸作は彼女の家を訪ねるも「我が家に娘などいない」と追い返されてしまう。
混乱する設楽、しかし手元には彼女からの手紙がしっかりと残っている。
忽然と姿を消した婚約者は果たして本当に存在していたのか――？

途方にくれた幸作は、中禅寺先生に婚約者の捜索を依頼したのだったが……。

ミステリ×怪異×青春コミックス第8弾!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[雪紫]

うおおおおおい！この巻も、お潤さんだけでも驚きなのにセッちゃん、里村医師、果ては別のところで益田まで後のレギュラー陣続々出て来てるじゃないの！！いやあ、謎解きがこのシリーズらしさで安定してる分（栞奈ちゃんも普通に探偵やれてるし）、そっちの方のインパクトがやば過ぎですわ・・・。

2023/11/11

[canacona]

丁度塗仏の読み途中だったので、猫目堂がタイムリー。メイドの並木セツさんも出てきた。メインじゃないのにあちこちのお屋敷に出てくる、鵺にも出てくるらしいよね。行く先々で事件が起こるんだから、ある意味引き寄せ体質じゃないかしら😅益田くんてこんな顔だったんだ。あと、巻末のコミック一覧を見ていて、今更ながらに思ったんだけど、姑獲鳥やら魍魎やら狂骨なんて、漫画上下巻に収まるのか？コミックなのに鈍器なのかな😂（そんなわけない、多分）

2023/12/08

[へくとぱすかる]

京都の幽霊飴の話が登場。そこから最初のエピソードが始まる。それにしても榎木津は騒がしい。木場が「ちったあ静かにしやがれ！！」と怒鳴るのも無理はないか。いつものように冒頭の話の余韻がつながるように本巻のメインの事件が幕をあける。さすがはこの時代。そうでなくては成り立たない（？）ストーリーもある。トリックはなかなかおもしろいし、コミックだけに視覚的に見せてくれると、ますます興味をひく。さて本巻で描かれた電話は１９３３年に登場した３号自動式卓上電話機。４号の登場は１９５０年なので、時代考証も矛盾せず抜群だ。

2025/05/31

[まるぷー]

BAR猫目洞の入り口に置いてお金の真相は？やむ得ぬ事情があったとは言え、後ろめたいものがそうさせたのだろう。まさに、幽霊子育飴とリンク。次の話は消えた見合い相手、狐の嫁入り。結納金目当ての特殊詐欺という感じ。箱根の若い警察官がなかなかやり手だ。木場と栞奈ちゃんが主に活躍の巻だったけど中禅寺先生も目立たなかったが存在感はあった。次巻は時計の代金をめぐるトラブル。木場はどう対処するのか？

2024/01/13

[まふぃん]

今回は女性にまつわるお話が多く、分かりやすい展開でした。最後のテセウスの船になぞられた時計のお話が途中で気になる〜。

2024/03/02