「誰でもよいあなた」へ―投壜通信

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「誰でもよいあなた」へ―投壜通信

  • 伊藤 潤一郎【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 講談社(2023/10発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 176p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065333372
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

手紙を詰めた壜を海原に投じるとき、書き手は「誰かは知り得ないが、どこかにいるあなた」へ届くと信じている。自分が名宛人でなくても自分宛のように受け取れる言葉が、この世界には確かに存在している。時空を隔てた「あなた」とわたしの関係――。

ナンシー、ツェラン、ベケット、リクール、デリダ、石原吉郎、青柳瑞穂、宇佐見りん、会津八一、ベンヤミン、石沢麻依……。思想と文学を結び、書かれた言葉を紡いでフランス現代思想の気鋭が贈る、傑作散文集。


目次
1.「あなた」を待ちながら
2.庭付きの言葉
3.岸辺のアーカイヴ
4.私にとっての赤
5.一人の幅で迎えられる言葉
6.記憶と醗酵
7.断片と耳
8.誇張せよ、つねに
9.あてこまない言葉
10.「あなた」とともに

内容説明

「あなた」への言葉。手紙を詰めた壜を海原に投じるとき、書き手は「誰かは知り得ないが、どこかにいるあなた」へ届くと信じている。自分が名宛人でなくても自分宛のように受け取れる言葉が、この世界には確かに存在している。時空を隔てた「あなた」とわたしの関係―。ナンシー、ツェラン、ベケット、リクール、デリダ、石原吉郎、青柳瑞穂、宇佐見りん、会津八一、ベンヤミン、石沢麻依…。書かれた言葉を紡ぎ、フランス現代思想の気鋭が贈る散文の醍醐味。

目次

1 「あなた」を待ちながら
2 庭付きの言葉
3 岸辺のアーカイヴ
4 私にとっての赤
5 一人の幅で迎えられる言葉
6 記憶と発酵
7 断片と耳
8 誇張せよ、つねに
9 あてこまない言葉
10 「あなた」とともに

著者等紹介

伊藤潤一郎[イトウジュンイチロウ]
1989年生、千葉県出身。哲学者。新潟県立大学国際地域学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bevel

1
詩人、文学者、哲学者などのフレーズが、ふとしたときに思い出されなんとも言えない気持ちになる。そういうコミュニケーションのあり方が「投壜通信」と呼ばれる。蔵書としての潜勢力を背景として、クオリアとして赤までも、社会や共同体から離れた一人の幅で行われる「暴動」に駆り立てる。文体の身体性や、社会に対する抵抗、わからないをわかる「あてこまない言葉」、地獄のなかでの「投壜通信」によってなりたつ共同体などなど。。2024/04/16

辻薫

0
誰でもよい誰か(三人称)でも、あなた(特定の二人称)でもなく、誰でもよいあなた(不定の二人称)に宛てられた投壜通信としての言葉。そんな一見つつましいモチーフをめぐって、著者はさながら岸辺に流れ着いた言葉を偶然拾い上げ、その断片に導かれながら、自身の思考をさらに紡ぎ出していく。それぞれの散文が、言葉にしか持ちえない潜在する力を見出し、言葉自身でその力を結晶化させようとする試み(エッセイ)になっている。2024/02/16

HAL9777

0
「投壜通信」というモチーフを「不定の二人称(誰でもよいあなた)」というナンシーから読み取った概念に絡め、様々なテーマを巡って思考する。 著者の経験や思考がまるで他ならぬ私に向けられているように感じる読書体験であった。2024/01/13

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