講談社現代新書<br> 中流危機

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講談社現代新書
中流危機

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065332535
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0233

出版社内容情報

かつて「一億総中流社会」と言われた日本。戦後、日本の経済成長を支えたのは、企業で猛烈に働き、消費意欲も旺盛な中間層の人たちだった。しかし、バブル崩壊から30年が経ったいま、その形は大きく崩れている。
2022年7月内閣府が発表したデータでは、1994年に日本の所得中間層の505万円だった中央値が2019年には374万円と、25年間で実に約130万円も減少した。もはや日本はかつてのような「豊かな国」ではなく先進国の平均以下の国になってしまった。なぜ日本の中流階層は急激に貧しくなってしまったのか。「中流危機」ともいえる閉塞環境を打ち破るために、国、企業、労働者は何ができるのか。その処方箋を探った。

【プロローグ】稼げなくなった中間層

第1部 中流危機の衝撃
第1章 幻想だった中流の生活
第2章 夢を失い始めた若者たち
第3章 追い詰められる日本企業
第4章 非正規雇用 負のスパイラルはなぜ始まったのか

第2部 中流再生のための処方箋
第5章 デジタルイノベーションを生み出せ
第6章 リスキリングのすすめ
第7章 リスキリング先進国ドイツに学ぶ
第8章 試行錯誤 日本のリスキリング最新事情
第9章 同一労働同一賃金 オランダパートタイム経済に学ぶ
【エピローグ】ミドルクラス 150年の課題

内容説明

505万円(1994年)→374万円(2019年)、25年で世帯所得は急減。結婚できない、正社員になれない、自家用車を持てない、趣味にお金をかける余裕がない、持ち家に住めない、年に1度以上旅行に行けない。“中流”なんて高嶺の花!再生への処方せんは何か?

目次

プロローグ 稼げなくなった中間層
第1部 中流危機の衝撃(幻想だった中流の生活;夢を失い始めた若者たち;追い詰められる日本企業;非正規雇用 負のスパイラルはなぜ始まったのか)
第2部 中流再生のための処方箋(デジタルイノベーションを生み出せ;リスキリングのすすめ;リスキリング先進国ドイツに学ぶ;試行錯誤 日本のリスキリング最新事情;同一労働同一賃金 オランダパートタイム経済に学ぶ)
エピローグ ミドルクラス 150年の課題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

79
今年の8月に発行された本書が、1ヶ月余で3刷りを重ねている。NHKで放送されたと言うこともあろうが、大方の関心を引くテーマでもある。失われた20年が、同じく30年になろうと言われている現在、専門家は言うに及ばず様々な分野からこの日本経済の現状に対して提言やら対策がなされた結果について、素人はただほんの「感想」を述べることしかできない。一言で言えば、高度成長期の成功事例に固執して、その後不況が続いても微修正を加えるのみで、それまでの枠を越えて、方向を転換するというようなことができなかったことに全てがあるので2023/10/16

mazda

78
正社員だけど、給与が上がらず住宅ローンと教育費が生活を圧迫し、奥さんがパートタイムで家計を支える夫婦や、いよいよ住宅ローンが払えなくなって売却した夫婦など、これまでの普通の生活ができなくなっている人が多いのは、確かな事実だと思います。企業も同様に、外国とのコスト競争のため、人件費や材料費を極限まで削らないといけない状況で、従業員の待遇をよくすることまで余裕がないのが実情です。このような状況の改善こそ、国がやらないといけないと思うのですが、国会議員は裏金のことで頭がいっぱいで、問題が先送りされるだけです…。2024/06/07

Ikutan

65
全世帯の所得分布の中央値が1994年に505万円だったのが、2019年には374万円とバブル崩壊後の25年間で130万円も減っているという。このショッキングなデーターから、負のスパイラルによって、増え続ける「稼げない中間層」の存在が浮き彫りになってきている。NHKの取材陣が制作した番組を元に、この中流危機の現状を分析し、処方箋として『デジタルイノベーション』『リスキリング』『同一労働同一賃金』が挙げられている。特に、「学び直し」こそが″中流再生"のカギとして「リスキリング」の解説は勉強になった。2024/01/06

belalugosi6997

40
P16.では自(社)己責任や改革を提唱する所には残念を感じ、読む気が失せた。DXやリスキリングも良いが、資金豊富な大企業が一人勝ちするだけで、少ない牌を奪い合う椅子取りゲームである。つまり、牌や椅子(GDP)を増やさなければ経済成長は望めず、「体育会系しばき上げ」では中流復活は絶望である。著書では不景気は政府の失策である事や支援(財政出動)が足りないことの記載がない。好意的には普遍であるはずの「長期的視野と人材育成」には気付いているのはせめてもの救いである。2024/08/07

KEI

38
本屋でたまたま題名を見て手に取る。円安もあるけど諸外国に比べこの25年で世帯所得が急減している。生産性向上、非正規雇用、デジタル対応の遅れなど、ずいぶん前から言われていることが要因になっている。第2部では対処としてリスキリングがもとめられるとのこと。政策として成長分野デジタルスキル取得に注力するべきではないかとのこと。個人としても苦手意識をもたず挑戦する姿勢でいないとと自戒。デジタルスキルは無理かもしれないが。2023/10/19

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